Cruise Atlas世界のクルーズ図鑑

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大西洋横断クルーズ 11日間の旅のしおり ― クイーン・メリー2で、ニューヨーク発サウサンプトン着7泊

1人 約59万〜88万円、休む平日は8日。NY発、港に寄らない7泊で英国へ。クイーン・メリー2でニューヨークから英国のサウサンプトンへ大西洋を渡る(2027年6月の便の日程は要確認)、7泊・11日間のモデルプラン。

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この記事の目次

この旅の船はクイーン・メリー2、航路はニューヨーク発サウサンプトン着7泊、会社はキュナードです。

第1回 NY発、港に寄らない7泊で英国へ

月曜の夕方5時、ニューヨーク・ブルックリンの岸壁を出た船は、自由の女神を右に見て湾を出ていきます。次に陸に着くのは、7泊あとの月曜の朝、英国のサウサンプトン。そのあいだの6日間、港はひとつもありません。

海の上で毎日あるのは、午後3時半の紅茶。夜は劇場とバー、そして6日のうち5日ほどは時計が1時間進みます。日本を出て帰るまで11日、休む平日は8日、全部で1人 約59万〜88万円。

この回では、海の上の1日の過ごし方と、総額に何が入っているか、どんな人に合うかを書きます。第2回は羽田からブルックリンの岸壁を離れる夕方まで、第3回は海の6日間と英国に着く朝です。

黒い船体に赤い煙突の大きな客船が、低い倉庫の並ぶ岸壁に横付けされている。

ブルックリンのレッドフックの岸壁に着いたクイーン・メリー2。この旅の2人も、この岸壁から乗る。2008年の別の航海の写真

写真: Jim.henderson / Wikimedia Commons / パブリックドメイン・

※この記事は、公式の案内などから組み立てた「モデルの旅」で、乗船した記録ではありません。料金・日程は2026年10月11日に確かめた目安で、値段は大人2人1室の1人分(1米ドル=159円、1英ポンド=213円で換算)。船の時刻は旅行ガイドが書くふだんの例、船内の店と催しは2026年10月の公式の案内によるもので、2027年春の改装のあとに変わることがあります。(推定)はこのしおりの見立てです。

港に寄らない6日間、船の上の1日

乗るのはキュナードのクイーン・メリー2(Queen Mary 2)。2004年1月に最初の航海に出た、全長345m・乗客約2,700人の船で、北大西洋を定期で渡るオーシャンライナーとして造られました。キュナードは1840年に創業した英国の船会社で、大西洋の横断を名物にしてきた会社です。ニューヨークからサウサンプトンまでは3,150海里、約5,800km(旅行ガイドの数字)。それを7泊かけて渡ります。

旅の始まりと終わりにも、この航路だけの場面があります。出港の夕方は、船が自由の女神の前を通り、ブルックリンとスタテン島を結ぶヴェラザノ・ナローズ橋の下を、煙突の上に数フィートの余裕でくぐって大西洋へ出ます。着く朝のサウサンプトンは、1620年にメイフラワー号が新大陸へ向けて出た港。2人は、その反対向きに着くことになります。

朝は遊歩道、朝ごはんはキッパー

海の上の1日は、7デッキの遊歩道から始められます。船のまわりをぐるりと回るチーク材の屋外の甲板で、長さは600m近く。3周でおよそ1マイル(約1.6km)とキュナードは案内していて、甲板が静かな朝ごはんの前に1〜2周する歩き方を勧めています。夜は灯りのともった同じ甲板を、夕食のあとにもう1周できます。

夜の屋外の甲板。手すりに沿って木のデッキチェアが並び、頭上に白い救命艇が続く。床は濡れて光っている。

夜の7デッキの遊歩道。手すりに沿って木のデッキチェアが並び、頭の上に救命艇が続く。2024年1月の写真

写真: CaptG32 / Wikimedia Commons / CC BY 4.0・

朝ごはんは、夜と同じブリタニア・レストランの席でも食べられます。公式の献立の例に並ぶのは、ベーコンとソーセージ、ブラック・プディング(血を使った腸詰め)と卵を1皿に盛る看板の朝の皿、エッグ・ベネディクト、バターミルクのパンケーキ、そして燻製のニシンのキッパー。英国の朝の定番を、海の上で1皿ずつ運んでもらう朝です。ビュッフェのキングス・コートで好きに取る朝と、日によって替えられます。

午前は劇場で無料の講演「インサイツ」を1つ。話は英語で、題は航海ごとに変わります。昼は英国風のパブ「ゴールデン・ライオン」で、ビールの衣で揚げたタラのフィッシュ・アンド・チップス(パブの皿は第3回に)。午後は、海の上で最大級と公式がうたう図書室で本を1冊選ぶか、プラネタリウム「イルミネーションズ」で星空の上映を1つ。雨の日には、開け閉めできる屋根の付いたパビリオン・プールもあります。

15時半の紅茶と、夜の3つの選び方

午後3時半になると、船の幅いっぱいの広間「クイーンズ・ルーム」で、午後の紅茶(アフタヌーン・ティー)の時間です。小さなサンドイッチとスコーンと菓子が毎日出て、代金に含まれます。

半円の大きな舞台と寄せ木のダンスフロア、その周りに赤と金の椅子が並ぶ広間。天井にシャンデリア。

クイーンズ・ルームの舞台とダンスフロア。昼は紅茶の席、夜は楽団の演奏で踊る広間になる。2014年7月の写真

写真: MeetMeInLasVegas / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

夜はブリタニア・レストランで夕食。食べ終えたあとは、毎晩3つの場所から選べます。1つ目は、昼は講演の会場にもなる劇場のロイヤル・コート・シアター。姉妹船より横に広い客席にテーブルの付いたキャバレー式の席で、ロンドンのウエストエンド風の舞台、生演奏、お笑い、招かれた話し手の夜が日替わりです。舞台のショーは代金に含まれます。

赤い客席に囲まれた舞台。舞台の周りの画面に船会社の紋章が並び、手前の囲いの中にドラムなど楽団の席がある。

ロイヤル・コート・シアターの舞台と、手前の楽団の席。赤い客席が舞台を囲む。2017年11月の写真で、今の舞台の飾りとは違うことがある

写真: David Jones from Isle of Wight, United Kingdom「Royal Court Theatre on the Queen Mary 2.jpg」 / Wikimedia Commons / CC BY 2.0・

2つ目は、船の中ほどの広いバー「チャート・ルーム」。星座にちなむカクテルと生演奏の店です。3つ目は、船のいちばん上・いちばん前にあるバー「コモドア・クラブ」。歴代のコモドア(船長)にちなむカクテルと、ピアノの演奏があります(飲み物は別料金)。昼は、進む先の海を窓から見ながら温かい飲み物を飲む席にもなります。

6日間の夜を数えると、ガラの夜が1〜2回で、残りはスマートの服の夜。劇場の舞台は日替わりで、船の中にはレストランが10、バーとラウンジが13あります(公式の数え方。改装のあとは変わりうる)。毎晩ちがう店で1杯ずつ飲んでも、6晩では回り切れない数です。踊る夜のクイーンズ・ルームは、第3回の土曜、ガラの夜に書きます。

1時間ずつ短くなる日

東へ渡るこの航路では、時計を1時間進める日が5回ほどあります(旅行ガイドや乗った人の記事。進める時刻は船の案内で)。その日は23時間。ニューヨークより5時間進んだ英国の時刻へ、6日かけて少しずつ合わせていく旅です。飛行機なら着いたその日に受け止める5時間の時差を、紅茶と夕食を重ねながら越えていきます。ただし帰りの英国から日本への8時間は、飛行機で一度に越えることになります。

日ごとの過ごし方(パブの日、紅茶の日、歩く人と休む人の午後、ガラの夜)は、第3回に時刻の順で書きます。11日間の流れは、次のとおりです。

表が画面に収まらないときは、横にスクロールできます。

しおり(1時間ずつ短くなる日)
日付すること泊まる所
6/13 日羽田から直行便でニューヨークへ(便は例)ブルックリンの宿
6/14 月昼に乗船、17時ごろ出港(ふだんの例)船
6/15 火〜6/20 日終日航海日が6日。紅茶、講演、パブ、ガラの夜船
6/21 月朝サウサンプトン着。旧市街で昼、ヒースローへ空港の近くの宿
6/22 火ヒースローから羽田へ(便は例)機内
6/23 水日本に着く自宅

乗る前の晩はブルックリン、降りた晩はヒースロー空港のそばに1泊ずつ。飛行機と船を同じ日につながないので、乗る日は最初の昼と出港を、降りる日は英国の旧市街の昼を楽しむ時間が残ります。キュナードの乗船の案内も、前の日に着くことを勧めています。

11日間・1人約59万〜88万円の中身

合計は1人 約59万〜88万円、2人で約118万〜176万円。 11日で割ると、1人1日 約5万4千〜8万円です。船の運賃のほか、羽田からニューヨークとロンドンから羽田の片道の航空券2本、前後のホテル、空港と港の移動、陸の食事、船内のサービス料、米国と英国の電子渡航認証まで足しています。

表が画面に収まらないときは、横にスクロールできます。

11日間・1人約59万〜88万円の中身
何に・1人分少なめ 円多め 円
飛行機(片道2本、現金のエコノミーの予算)300,000520,000
船の運賃(内側・7泊)と税・港湾費の枠195,900211,800
ホテル(前後1泊ずつ、1室を2人で)30,27049,920
旅先のお金(交通・陸の食事・サービス料)55,08985,112
その他(ESTAと英国ETA)10,71910,719
合計・1人591,978877,551
合計・2人1,183,9561,755,102
5色に分けた横棒。飛行機が半分以上、船が約3割を占め、下に5つの区分の割合と金額の幅が並ぶ。

1人の総額を、飛行機・船・ホテル・旅先のお金・その他に分けた横棒。飛行機が半分あまり

図: Cruise Atlas作成 / このモデルの費用計算に基づく

総額の半分あまりは飛行機で、船の運賃と税・港湾費は3割足らず。7泊の海の旅の値段は、往きと帰りの空の便より小さい、という内訳です。

船の1泊は約2万6千円、3度の食事と紅茶と、海を渡る移動つき

内側の客室の運賃は、日本向けの公式サイトの表示で1人 約18万円(2026年11月発の便で見た値。税・港湾費は別)。7泊で割ると、1泊 約2万6千円です。ここに、ブリタニア・レストランとビュッフェの朝昼晩、毎日の午後の紅茶、劇場のショーと講演、そして眠っているあいだに英国へ近づく移動が入っています。ビュッフェの紅茶・コーヒー・ジュースは24時間、ジムとプール、映画、甲板のゲーム、図書室も代金のうちです。船内のサービス料は別で、1人1泊18ドル。7泊で約2万円を、上の合計に入れてあります。

比べる相手に、このしおりのニューヨークの宿を置くと、1人1泊 約1万7千〜2万9千円(推定)。同じ7泊を陸の宿で過ごせば、宿代だけで1人 約12万〜20万円(推定)。船の7泊は運賃 約18万円に税・港湾費とサービス料を足した額で、3度の食事と5,800kmの移動まで付いてきます。お金の差は小さく、違いは日数のほうです。船で渡る分、休みは長くなります。

光を反射する青緑の海面が広がり、水平線の近くで白い波が立っている。

米国東岸ナンタケット島の沖の大西洋。晴れた7月の日でも、沖には白い波頭が立つ。2018年7月の写真

写真: Andywallxyz / Wikimedia Commons / CC BY 4.0・

窓のない内側の部屋です。このしおりでは、6日間の昼を甲板と広間と図書室で過ごし、部屋は眠る場所と決めて内側にしています。部屋から海を眺める時間を長く取りたい2人には、同じ便のバルコニーが1人 約25万円で、差は約7万円。合計には入れず、下の「足すなら」に置いています。

幅を決めるのは、まだ売られていない夏の航空券

約29万円の幅のうち、22万円が航空券です。往きと帰りで空港が違うので、片道2本をそれぞれ約15万〜26万円の予算で置きました(推定)。旅先のお金は約3万円の幅で、ニューヨークと英国の陸の食事に何を選ぶかで上下します。税・港湾費は、2026年11月発の便では1人 約1万4千円。6月の額が分からないので、1人100〜200ドルの枠をとってあります。羽田とニューヨーク、ロンドンと羽田にはJALの直行便の路線があるので(路線の一覧)、夏の便の運賃が出れば、この幅は狭まる見込みです(推定)。

合計に入れていないのは、預け荷物の別料金、海外旅行保険(海の上の診療も含めて別に見積もる)、カードの手数料、自宅と空港の往復、おみやげです。

足すなら、次の3つです(どれも合計の外)。このしおりがまず1つ選ぶなら、コモドア・クラブの1杯。6晩のうち1晩、船首の窓の前で飲む1杯は、部屋を替えるよりずっと小さな額で足せる、この船らしい時間です。

  • バルコニーの部屋へ: 1人 約7万円
  • 有料の飲み物(船首のバー「コモドア・クラブ」での1杯など): 7泊で約1万1千〜2万2千円の枠(推定)
  • 船のネット(有料のプランが2つ): 約1万〜3万円の枠(推定)

QM2東航の出発月と客室の値段を一覧で見る

東へ渡るか、西へ渡るか

同じ船は、英国からニューヨークへ向かう逆向きの西航でも渡ります。日本向けの公式サイトの表示では、2026年11月10日発の西航の内側が1人 約23万円で、11月28日発の東航より約5万円高い値です(どちらも税・港湾費は別、出発日の違う便の比べ)。西航は時計を1時間戻す日が来て、その日は25時間。眠る時間が増える向きで、最後の朝に同じヴェラザノ・ナローズ橋をくぐってニューヨークへ入る旅になります。

夕方の光を受けた黒い船体の大型客船が、穏やかな水面を右へ進む。左に小さな白いフェリーが見える。

サウサンプトンの港を出ていくクイーン・メリー2と、小さなフェリー。西へ渡る旅なら、この港から始まる。2010年4月の写真

写真: Peter Trimming「Queen Mary 2, Leaving Southampton (2) - geograph.org.uk - 1819659.jpg」 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0・

このしおりが東航にしたのは、自由の女神の前を通る出港で始まり、メイフラワー号の出た港に着いて終わる順と、この値段の差のためです。

月曜にニューヨークを出て、月曜に英国へ: 休む平日は8日

6月13日(日)に羽田を出て、14日(月)にニューヨークで乗り、21日(月)の朝に英国へ着いて、23日(水)に日本へ戻る11日間。月〜金に働く人なら、休むのは14〜18日と21〜23日の8日です。海の上で土日を1回はさむので、8日の休みで11日の旅になります。その土日は、第3回に書くガラの夜と、最後の航海日です。日本に着く23日が午後でも、その日は休みに数えてあります。

11日間のうち6日が、港のない海の上です。旅の半分あまりを、移動そのものに使う旅だと言えます。その6日間は、毎朝ちがう港に着く旅とは逆に、毎朝同じ部屋で目を覚まし、同じ広間で紅茶を飲み、少しずつ英国の時刻に近づいていく日々です。

手前に小さなヨットが並ぶ港があり、その奥の岸壁に赤い煙突の大型客船が停泊している。

ヨットハーバー越しに見た、サウサンプトンの岸壁のクイーン・メリー2。7泊のあと、2人が英国の陸へ降りる港。2009年9月の写真

写真: Sassan / Wikimedia Commons / パブリックドメイン・

6月なら、出港も着く朝も明るい

6月の便にしたのは、明るさのためでもあります。6月14日のニューヨークの日の入りは20時半ごろ、21日のサウサンプトンの日の出は5時前(どちらも計算、推定)。17時ごろの出港も、6時半ごろの到着も、昼の光の中です。着いた月曜も、英国で日が沈むのは21時20分ごろ。ヒースローの宿に入ってからも、まだ明るい夜です。

船代を見た11月末の便だと、ニューヨークの日の入りは16時半ごろで、出港の前に暗くなります。12月初めのサウサンプトンの日の出は8時近くで、着くのは夜明け前です(同じ計算)。自由の女神と橋、近づいてくる英国の陸を明るいうちに見たい2人には、夏の便が合います。

この旅が合う人と、別の旅のほうが合う人

合うのは、こんな人です。

  • 移動そのものを旅にしたい2人。毎日の荷造りなしで、6日間、海と船の時間だけを過ごせます。
  • 記念日の2人。ガラの夜(公式の案内では1航海に1〜2回が普通)に着替えて、夕食のあとはクイーンズ・ルームへ。
  • 親と行く旅で、歩く量を減らしたい人。毎日町を歩かない分、遊歩道を1周する日も、ラウンジで海を眺めるだけの日も選べます。
  • 講演は英語ですが、紅茶、遊歩道、楽団の演奏、プラネタリウムの星空と、言葉に頼らない時間だけでも1日を組みたい人。
  • 船の写真を撮りたい2人。6月の便なら、出港の自由の女神と橋も、着く朝の英国の港も、明るい光の中です。
  • ノルウェーの船旅などで同じ船を知った人。今度は港のない横断で、この船の本来の役目に乗ります。
白い客船の横腹にオレンジ色の救命艇が縦に並び、その下の木の甲板を2人が歩く。左に青い海が広がる。

北海を進むクイーン・メリー2の高い甲板から見下ろした、救命艇と下の遊歩道。歩く日も、眺めるだけの日も選べる。2022年8月の写真

写真: Spielvogel / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

誰と乗るかで、船の使い方が変わる

夫婦や記念日の2人なら、夜はブリタニアの夕食から劇場かコモドア・クラブへ。親と行くなら、夜の服の決まりが無いキングス・コートとパブで食べる日を間に入れ、着替えるのはガラの夜と数日だけにできます。友人と行くなら、パブのクイズに2人で組んで出る午後も、この船の過ごし方です。ダンスを習ってみたい人には、航海日の教室があります(第3回の木曜に)。1人で静かに過ごす時間も欲しい2人なら、図書室とコモドア・クラブの窓際が、それぞれの居場所になります。どの組み合わせでも、6日のうち1日は、2人が午後を別々に過ごして紅茶の席で合流する日にできます(第3回の金曜)。

合わない人と、その代わりの案:

  • 毎日ちがう町を歩きたい → 同じ船で港に寄るノルウェーの船旅か、寄港しながら12泊で大西洋を渡る別の船(第3回の最後に)。
  • 船酔いが心配 → 横揺れを抑える安定装置が4基ありますが、揺れが無くなるわけではありません。まず港のある短い船旅(地中海のしおりの4泊など)で試してから。
  • 仕事の連絡が毎日要る → 船のネットは有料で、会議に足りるかは確かめていません。連絡を減らせる時期に。
  • 窓のない部屋は落ち着かない → バルコニーへ(+約7万円)。
  • 夜の服を何着も持っていけない → スマートの夜は襟のあるシャツとスラックスくらいが目安で、着替えに迷うのはガラの夜の1着だけ(第2回と第3回に)。

まとめと、サイトにあるもの

この回の要点は3つです。

  • 月曜の17時ごろにブルックリンを出て、7泊後の月曜の朝にサウサンプトン。あいだの6日間は港のない海の上です。
  • 総額は1人 約59万〜88万円、日本発着11日・休む平日8日。幅の大半は、まだ売られていない夏の航空券です。
  • 船の1泊は約2万6千円で、3度の食事と毎日の紅茶、大西洋を渡る移動つき(サービス料は別に1泊18ドル)。

Cruise Atlasの航路ページでは、この東航の出発月と、客室ごとの船代の記録を一覧で見られます。船代は毎月の記録で入れ替わるので、表は航路のページにまとめています。

QM2東航7泊の出発月と船代を一覧で見る

次の第2回「17時、自由の女神を右に見てNYを出る」では、日曜に羽田を出てから、ブルックリンでベーグルの朝を迎え、船で最初の昼を食べ、自由の女神の前を通って最初の夕食につくまでを、時刻の順に追います。

この記事の調べ方と、乗る前に確かめたいこと

乗る前に確かめたいこと:

  • 買う便の出港・着の時刻と港(NYはマンハッタン側の便もある)。旅程が替われば休む平日も数え直す。
  • 2027年6月の船代・税と港湾費・サービス料と、運賃に含まれるもの。
  • 片道2本の航空券の時刻・運賃・荷物。
  • ESTA(2026年10月16日から40.62ドル)と英国ETA(約20ポンド)。別のビザが要る人はこの条件の外。入国の申請は、このページの「準備の詳細」に。
  • 保険(海の上の診療と搬送も)と常用の薬。
  • 払う時期: 出発前に1人 約53万7千〜79万2千円、旅先で約5万5千〜8万5千円。内訳は、このページの「準備の詳細」に。

確かめていないこと: 2027年の便と船代、ホテルの実売額、M714の公式の時刻、改装のあとの店と催し、献立(本文の皿は公式の例)。

出典(2026年10月11日): Cunardの航路・含まれるもの(新しいタブで開きます)・サービス料(新しいタブで開きます)・劇場(新しいタブで開きます)・朝食の例(新しいタブで開きます)(検索の要約)、Seat 61(新しいタブで開きます)、JAL(新しいタブで開きます)、米政府(新しいタブで開きます)、英国ETA(新しいタブで開きます)。船代は10月9日の公式の表示の記録、為替は三菱UFJ銀行の10月9日の電信売相場。日の出・日の入りはNOAAの近似式で計算。

第2回 17時、自由の女神を右に見てNYを出る

6月13日(日)に羽田を出る直行便は、時差で時計を戻りながら、同じ日曜のうちにニューヨークへ着きます。翌朝はブルックリンでベーグル。昼に船へ乗って最初の昼ごはんを食べ、夕方5時ごろ、自由の女神を右に見て湾を出ていきます。

羽田を出てから、船で最初の夕食につくまでの2日間を、時刻の順に書きます。前の回のおさらい: 総額は1人 約59万〜88万円、日本発着11日・休む平日8日の旅です。

夕焼けの空の下、静かな湾の向こうに自由の女神の影と、帆を張った帆船が見える。

レッドフックのバレンティノ桟橋から見た、夕方の自由の女神と帆船。乗船するターミナルと同じ水辺の公園から。2016年6月の写真

写真: Rhododendrites / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

※この記事は、公式の案内などから組み立てた「モデルの旅」で、乗船した記録ではありません。料金・日程は2026年10月11日に確かめた目安で、値段は1人分、1米ドル=159円で換算。船の時刻(受付・避難訓練・出港・夕食)は旅行ガイドが書くふだんの例で、店の営業は旅行ガイドなどの掲載です。(推定)はこのしおりの見立てです。

6月13日(日)、羽田から同じ日曜のニューヨークへ

羽田からニューヨークのJFK空港へは、JALの直行便JL006があります(2026年10月の路線の一覧。JALの大型機A350-1000が飛ぶ路線の1つ)。6月のニューヨークは夏時間で、日本より13時間遅れ。日曜に羽田を出れば、着くのも同じ日曜の日付です。

このしおりでは、夕方4時ごろまでにJFKへ着く便を選びます(2027年の時刻はまだ出ていません)。入国と荷物の受け取りに3時間、ブルックリンの宿まで車で2時間をみて、夜9時ごろまでに宿へ入れる組み方です。宿をマンハッタンでなくブルックリンにするのは、翌日に乗る港がブルックリンのレッドフックにあるからです。月曜に出る船に、日曜の夕方に着く便。休む平日を増やさずに、前の晩の1泊を入れられる組み方です。

JFKから宿まで、約5時間をみる理由

車は2人で1台、約90〜150ドル(1人 約7千〜1万2千円、推定)。着陸から宿までに時間の余裕を置くのは、ここで遅れても、翌日の乗船に響かないようにするためです。

夕方の空の下、飛行機の翼の先に空港が広がり、工事中の建物の横に旅客機が並ぶ。

機内から見たJFK空港の第4ターミナルの周り。工事の進む区画の横に旅客機が並ぶ。2024年9月の夕方の写真

写真: Oleg Yunakov / Wikimedia Commons / CC0・

夜9時ごろに宿へ着いたら、夕食は近くで軽く。初めてのニューヨークの夜を歩きたくなりますが、この夜は眠ることを先にします。羽田を出てから宿に入るまで、日本の時計では丸1日に近い長さです。町の味は、翌朝のベーグルの1軒にとっておきます。

6月14日(月)朝、コート・ストリートでベーグル

ニューヨークの朝の定番は、ベーグルに燻製の魚とクリームチーズ。ブルックリンのコブル・ヒルにあるShelsky's of Brooklyn(141 Court St)は、燻製の魚をそろえる「アペタイジング」の店で、看板の1つ「Member Of The Tribe」は、ノヴァ(燻製のサーモン)と青ねぎのクリームチーズを、ベーグルかビアリー(平たい丸パン)に挟みます(地元ガイドの掲載。開くのは朝8時の掲載で、月曜の時刻は未確認)。燻製の魚の品ぞろえはブルックリンでいちばん、と地元のガイドは紹介しています。

食べ方は、朝にベーグルを1つずつ。昼は船で食べるので、ここは軽めにします。これから1週間は英国の船の食事が続くので、ニューヨークらしい朝を1回だけ、という選び方です。同じ通りの181番地にはCourt Street Bagelsもあり、店で手で丸めて焼くベーグルの店です(2024年に持ち主が替わって再開。毎日6時〜17時の掲載、支払いは現金だけ)。ニューヨークで2回とる陸の食事は、2回で1人60〜100ドル(約1万〜1万6千円)の枠です(推定)。

白い楕円の皿に、燻製のサーモンをのせたベーグルの半分と、クリームチーズに赤玉ねぎとトマトをのせた半分、横にピクルス。

燻製のサーモンとクリームチーズ、赤玉ねぎとトマトを挟んだオニオン・ベーグル。ニューヨークの朝の定番の形で、Shelsky'sの皿ではない。2023年12月の写真

写真: LinguisticsGirl.Librarian / Wikimedia Commons / CC0・

2人で1つずつ、ちがう店のベーグルを半分に分けて食べ比べるのも、この朝の過ごし方です。ノヴァの店と、手で丸める店。

コブル・ヒルの家並みと、女神の見える桟橋

コート・ストリートは、コブル・ヒルの歴史地区の東の端にあたる通りです。1830年代から1920年代に建った煉瓦と褐色砂岩の連続住宅が並ぶ町で、1969年にニューヨーク市の歴史地区になりました。ベーグルの袋を持って1本西の通りへ入れば、その家並みの中を宿まで歩いて戻れます。

このしおりの朝は、8時にベーグル、9時半ごろに水辺の公園、11時半に宿を出て港へ、の順です(推定)。乗船するターミナルと同じレッドフックの水辺にある、バレンティノ桟橋の公園は、1996年に造られ、1999年に市の公園になった桟橋です。名前は、この町の消防士ルイス・J・ヴァレンティノ・ジュニアにちなみます。桟橋の先からは、湾の向こうに自由の女神とガバナーズ島、マンハッタンが見えます。女神は1886年に除幕され、地面から松明までは約93m。そのうち像が約46m、残りが台座です(米国立公園局)。夕方には、この湾を船で通り、女神の前を過ぎていくことになります。

宿に戻って荷物をまとめ、車で港へ。運転手に見せるのは、英語の名前「Brooklyn Cruise Terminal」と住所です。キュナードはマンハッタン側の港を使う便もあるので、行き先は搭乗券に書かれた港名に合わせます。宿から港までは90分の余裕をみて、2人で1台 約30〜60ドル(1人 約2千〜5千円、推定)。

黒い船体に白い上部の大型客船の船首が右に大きく写り、左の水面の向こうにマンハッタンの高層ビル群が見える。

レッドフックのターミナルに着いたクイーン・メリー2の船首と、水の向こうのマンハッタン。2025年7月の写真

写真: CaptG32 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

13時、レッドフックの岸壁から船へ

港のブルックリン・クルーズ・ターミナルは、レッドフックの12番埠頭にあります。1954年の貨物のターミナルを改めて2006年4月に開いた岸壁で、最初に着いた船はクイーン・メリー2だった、と報道は伝えています。この船のために開いたような岸壁から、2人も乗ります。ターミナルが面する船だまりアトランティック・ベイスンは、1840年代に造られた港で、当時の船が150隻入れる水面のまわりに倉庫が並び、エリー運河で運ばれてきた穀物の積み出しでにぎわった水面です(市の記念物保存委員会の報告)。

受付が開くのは13時ごろで、締め切りは15時45分ごろ(どちらもふだんの例)。オンラインの手続きは航海の21日前からでき、搭乗券には港に着く時間の枠が書かれます。この日の基準は、出港の時刻ではなく、その枠です。旅券、搭乗券、常用の薬は、預ける大きな荷物に入れず手元に。

白い骨組みの通路を渡って船の中へ入ると、そこから先の7泊は、陸を踏まない日々です。

最初の昼は、ビュッフェのキングス・コートで

乗ったら、まずビュッフェの「キングス・コート」へ。朝・昼・夜と軽食まで開くビュッフェで、世界各地の料理と、肉をその場で切り分ける台(カーヴァリー)が並び、紅茶とコーヒーとジュースは無料で、ビュッフェの飲み物は24時間とれます。代金に含まれる店で、夜の服の決まりも無いので、乗った日の服のまま最初の昼を選べます。皿は少しずつ取り、1周して全体を見てから2皿目へ。翌朝からの朝ごはんも、ここが中心になります。夜になると、その一角はテーブルで給仕する別料金の店「ディナー・アット・キングス・コート」に変わります。

曇り空の下、水面の向こうの岸壁に白い鉄骨の通路が二つ並び、奥に倉庫のような建物が続く。

海から見たレッドフックのブルックリン・クルーズ・ターミナル。白い骨組みは、建物と船をつなぐ乗船の通路。2009年9月の写真

写真: Patrick Nielsen Hayden「Cruise ship terminal (3932997360).jpg」 / Wikimedia Commons / CC BY 2.0・

昼のあとは、窓のない内側の部屋に荷物を置いて、16時の避難訓練(約20分、ふだんの例)へ。訓練の時刻は、ほかのどの予定より先に入れておきます。16時20分ごろに訓練が終われば、出港まではおよそ40分です。

訓練までに、船を後ろから前へ

部屋と訓練のあいだの時間で、これから6日間の居場所を後ろから前へたどっておきます。後ろの2デッキには、毎日の紅茶と夜の楽団の広間クイーンズ・ルーム。中ほどには、夜に生演奏の入るバー「チャート・ルーム」。8デッキの前には図書室、3デッキにはプラネタリウムのイルミネーションズ。夜に戻ってくる場所の目星を、明るいうちにつけておけます。

木の壁のラウンジにソファと肘掛け椅子が並び、右の壁に大西洋の地図を描いた明るいガラスの板、奥にバーのカウンターとピアノ。

チャート・ルームのソファと肘掛け椅子。右の壁に大西洋の地図を描いたガラスの板、奥にバーとピアノ。2024年1月の写真

写真: CaptG32 / Wikimedia Commons / CC BY 4.0・

いちばん前の高い所には、バー「コモドア・クラブ」。第1回で「まず1つ足すならここの1杯」と書いた店で、船首の窓に向いて椅子が並びます。窓ごしに船の進む先が見えるので、風の強い日に出港を眺める席にもなります。訓練を終えたら、ここで出港を待つこともできます。岸壁からは、水の向こうにマンハッタンの高層ビルが並んで見えます。

曲線の天井の下に、前へ傾いた窓が弧を描いて並び、窓に向いて青と茶の肘掛け椅子が置かれたラウンジ。

コモドア・クラブの、前へ傾いた窓の並び。窓に向いて肘掛け椅子が置かれ、船の進む先を見る席になる。2024年1月の写真

写真: CaptG32 / Wikimedia Commons / CC BY 4.0・

17:00、自由の女神を右に見て

17時ごろ、船はレッドフックの岸壁を離れます。上着を1枚持って甲板へ。船をぐるりと回る7デッキの遊歩道なら、右にも左にも出られます。湾を出ていく船の右手に、自由の女神が見えてきます。1886年の除幕の夜に灯がともされた松明を掲げた像です。その先の細い水道が、左にブルックリン、右にスタテン島の岸が迫るナローズで、2つの岸を結ぶのがヴェラザノ・ナローズ橋です。旅行ガイドによれば、船は赤い煙突の上に数フィートの余裕しかない高さで、この橋の下をくぐります。6月14日のニューヨークの日の入りは20時半ごろ(計算、推定)。出港のころはまだ明るく、橋をくぐって大西洋へ出るまでを、昼の光の中で見られます。甲板で見ていても、コモドア・クラブの窓から見ていても、ここから先、次に陸を見るのは7泊後の英国です。

ヴェラザノ・ナローズ橋は1964年に開いた、上下2段の道路の吊り橋で、2本の塔のあいだは約1,300m。1981年に英国のハンバー橋に抜かれるまで、世界でいちばん長い吊り橋だった橋です。その下を、ニューヨークを出る最後の目印としてくぐります。橋を過ぎれば、前に広がるのは大西洋です。

暗い空の下、白い船のマストのすぐ上に、橋の鉄骨の裏側が大きく迫っている。

ヴェラザノ・ナローズ橋の下をくぐるクイーン・メリー2のマスト。橋の鉄骨がマストのすぐ上に迫る。2011年10月、暗い時間の写真

写真: Paul Sladen / Wikimedia Commons / CC0・

20時半、ブリタニア・レストランで最初の夕食

ブリタニアの客室の夕食は、主食堂のブリタニア・レストランで。毎晩同じ席で食べる回は、18時と20時半の2回です(ふだんの例。時間を決めずに行く席も選べます)。このしおりは遅い20時半の回にしています。出港から橋をくぐるまでを、甲板で見届けてから着替えられるからです。早い18時の回なら、食べ終えた20時ごろに甲板へ出て、20時半ごろの日の入りを海の上で見る夜になります(推定)。どちらも出港の夕方の楽しみ方の違いで、橋を明るいうちに見たい2人は遅い回、海に沈む日を見たい2人は早い回です。

この船でいちばん大きな食堂で、2層吹き抜けの広間に、アール・デコの内装とステンドグラスのドーム。壁の大きな絵には、ニューヨークの摩天楼の前を進む先代の客船クイーン・メリーが描かれています。

数時間前に出てきた町の絵の前で、最初の夕食です。

最初の夜の皿は、子羊のロースト

献立は毎日替わり、前菜、主菜、デザートと1皿ずつ選んで頼むコースです。食事中の水と食後のコーヒーは代金に含まれます。公式の献立の例には、前菜にウイスキーとオレンジで漬けたサーモンのフェットチーネ、主菜にタラの切り身、子羊のもものロースト、サーロインのステーキ、デザートにチョコレートのマルキーズや温かいアップル・シュトゥルーデルが並びます。別の日の例には、鶏とポロねぎのテリーヌ、ローズマリーとにんにくで焼いた子羊のカツレツ、アーモンドをのせて焼いた虹鱒、バニラのチーズケーキもあります。最初の夜は、英国の船らしく子羊のローストを選ぶのも1つの決め方です。

夜6時からの服装は「スマート」が目安で、男性なら襟のあるシャツにスラックス(ジャケットは任意で、あれば勧められる)、女性ならカクテルドレスか、スカートかパンツに上品な上着。このしおりでは、1人1着ずつ、この夜のための服をスーツケースのいちばん上に入れておきます。

2層吹き抜けの食堂に白いクロスの丸テーブルが並び、奥の壁に摩天楼と客船の大きな絵が掛かる。

ブリタニア・レストランの2層吹き抜けの広間。壁の大きな絵には、ニューヨークの摩天楼と先代のクイーン・メリー。2022年8月の写真

写真: Spielvogel / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

劇場の歓迎のショーと、船首の窓の1杯

食べ終えたら、テーブル付きの席が並ぶ劇場、ロイヤル・コート・シアターへ。初日の夜には、楽団と進行役を紹介する歓迎のショーが公式の紹介にあり、これからの6日間の夜の顔ぶれがそろう場です。カジノは、乗船の日は船が沖へ12マイル出てから開くので、のぞくならショーのあと。スロット、ポーカー、ルーレット、ブラックジャックの台が並び、賭けずに見て回るだけでも構いません。クイーンズ・ルームの隣には、夜遅くまで踊れる大人だけのクラブ「G32」もあり、名前は造船所でのこの船の船体番号から来ています。

最後は、ボールルームのクイーンズ・ルームをのぞくか、コモドア・クラブで1杯(飲み物は別料金)。夜の船首の窓の外は、もう大西洋の暗い海です。部屋へ戻る前に、灯りのともった7デッキの遊歩道を1周してもいい夜です。部屋に戻ったら、翌日の予定表(船内新聞)で、時計を進める日かどうかを見ておきます。翌日からは港のない6日間なので、急いで休まなくても大丈夫です。翌朝は、遅めの朝食から始められる1日目です。

薄暗いラウンジの肘掛け椅子の先に丸い窓が並び、窓の外に夜明け前の暗い海と岸の灯りが見える。

夜明け前のコモドア・クラブから見た船首の先。窓の外に暗い海と岸の灯り。ニューヨークに着く朝5時の写真で、出港の夜ではない。2025年7月

写真: CaptG32 / Wikimedia Commons / CC BY 4.0・

この2日間の楽しみのうち、お金を払うのはベーグルの朝と、バーで頼む1杯くらいです。水辺の公園も、女神の前を通って橋の下をくぐる出港も、最初の昼と夕食も、劇場のショーも、払うものはありません。

この2日間の弱みも書いておきます。乗船の日は、朝のベーグルのあと、港、受付、訓練と予定が続き、ニューヨークの町を歩けるのは朝の3時間ほど。町を目当てにするなら、まとめに書く「行きにもう1泊」が答えです。

この2日間に旅先で払うお金は、空港と港への車、ニューヨークの2回の食事で1人 約1万9千〜3万3千円。船の昼と夜は代金に含まれています。

まとめと、サイトにあるもの

この回の要点は3つです。

  • 日曜に羽田を出て、同じ日曜の夕方にJFKへ。入国と宿までに約5時間をみて、ブルックリンに泊まる。
  • 月曜の朝はコート・ストリートでベーグル。13時ごろ港へ、最初の昼はキングス・コート、16時に避難訓練。
  • 17時ごろ出港。自由の女神を右に見て、ヴェラザノ・ナローズ橋をくぐり、20時半にブリタニア・レストランで最初の夕食。

第1回の総額のうち、この回の分は、羽田からの片道の航空券(1人 約15万〜26万円、推定)と、ブルックリンの前泊(1人 約1万7千〜2万9千円、推定)、それに空港と港への車です。

「もう1日あれば」と思う人は、行きのニューヨークにもう1泊を足すこともできます。土曜に羽田を出れば、休む平日は増えません(宿代1泊分、1人 約1万7千〜2万9千円、推定)。足した日曜は、マンハッタン南端のバッテリー公園から、国立公園局が認めたフェリーで自由の女神の島とエリス島へ渡れます。翌日の夕方に船から見る女神を、前の日に足もとから見ておく組み方です。どこに足すのがいちばん良いかは、第3回の最後に1つに決めて書きます。

Cruise Atlasの航路ページでは、この東航の出発月と、客室ごとの船代の記録を一覧で見られます。船代は毎月の記録で入れ替わるので、表は航路のページにまとめています。

QM2東航7泊の出発月と港を一覧で見る

次の第3回「大西洋の6日間、午後の紅茶と23時間の日」では、港のない6日間を1日ずつ、パブの昼、15時半の紅茶、歩く人と休む人の午後、ガラの夜の順に書きます。英国サウサンプトンに着く朝と、旧市街の昼、帰国までもそこで。

この記事の調べ方と、乗る前に確かめたいこと

乗る前に確かめたいこと:

  • 6月13日の羽田発の便の時刻(夕方4時ごろまでにJFKへ着くか)・運賃・荷物。着く便のターミナルの番号は旅程で(マンハッタンへのタクシーの定額はブルックリンの宿には当てはまらない)。
  • 乗船の港(ブルックリンかマンハッタンか)、受付の時刻、搭乗券の到着の時間枠(手続きは21日前から)。
  • ESTA(40.62ドル)。航空券・搭乗券・ESTAの名前は旅券の英字にそろえる。
  • 便が大きく遅れて乗船日に響きそうなら、その日のうちに船会社へ(途中に港が無いので追いかけて乗れない)。遅れたときの判断は、このページの「準備の詳細」に。
  • 夜の服(スマートとガラの夜)と、船酔いの備え(薬は医師か薬剤師に相談)。

確かめていないこと: 2027年の便、M714の受付と出港の時刻、夕食の回の時刻、この航海の献立(本文の皿は公式の例)、Shelsky'sの月曜の営業、宿と車の実売額。

出典(2026年10月11日): Cunardの乗船の案内(新しいタブで開きます)・ブリタニアの夕食の例(新しいタブで開きます)・コモドア・クラブ(新しいタブで開きます)(検索の要約)、Seat 61(新しいタブで開きます)、NY港(新しいタブで開きます)、NY市のタクシー料金(新しいタブで開きます)、NYC Parks(新しいタブで開きます)、米国立公園局(新しいタブで開きます)、JAL(新しいタブで開きます)、店はShelsky's(新しいタブで開きます)・The Infatuation(新しいタブで開きます)・Time Out(新しいタブで開きます)。ターミナルと橋の来歴は報道と百科事典。日の入りはNOAAの近似式で計算。

第3回 大西洋の6日間、午後の紅茶と23時間の日

6月15日(火)の朝、甲板に出ると、どちらを向いても水平線です。前の日の夕方にニューヨークを出た船は、日曜まで6日、どこの港にも寄らずに東へ進み、月曜の朝に英国のサウサンプトンへ着きます。

港のない6日間を1日ずつ、パブの昼、15時半の紅茶、歩く人と休む人の午後、ガラの夜の順に書きます。締めくくりは、サウサンプトンの朝と旧市街の昼、帰国まで。前の回までのおさらい: 1人 約59万〜88万円・休む平日8日の旅で、船は6月14日(月)の17時ごろにブルックリンを出ています。

木の甲板の通路が奥へ続き、左の手すりの外に青い海と水平線、頭上に白い救命艇、右の壁に丸い時計がある。

イギリス海峡を進むクイーン・メリー2の、救命艇の下の甲板。通路の壁に丸い船の時計が掛かる。2015年9月の写真

写真: Lindemann97 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

※この記事は、公式の案内などから組み立てた「モデルの旅」で、乗船した記録ではありません。料金・日程は2026年10月11日に確かめた目安で、値段は1人分、1英ポンド=213円で換算。船の時刻は旅行ガイドが書くふだんの例、船内の店と催しは2026年10月の公式の案内によるもので、2027年春の改装のあとに変わることがあります。店の営業は旅行ガイドなどの掲載です。(推定)はこのしおりの見立てです。

港のない6日間、火曜から日曜まで

6日間に、決まった予定はほとんどありません。毎日あるのは15時半の紅茶と夜の夕食だけで、あとは2人で選びます。このしおりでは、1日に1つずつ主役を決めておきます。火曜は船に慣れる日、水曜はパブの昼、木曜は紅茶とダンス、金曜は別々の午後、土曜はガラの夜、日曜は荷造りと最後の1杯です。6日のうち1日だけ選ぶなら、着替えて広間へ向かう土曜です。

火曜、最初の航海日: 船内新聞と、1時間短い日

朝ごはんはビュッフェのキングス・コートで、その日の予定表(船内新聞)を広げます。講演の題、紅茶の時刻、夜のショー、それに時計を進めるかどうか。この6日間の予定は、毎朝この1枚から決まります。

東へ渡るこの航路では、時計を1時間進める日が5回ほどあり、その日は23時間しかありません(旅行ガイドや乗った人の記事。進める時刻は前の日の案内で)。日本との時差は、ニューヨークの13時間から英国の8時間へ、6日かけて縮まっていきます。このしおりの決まりは1つ、「時計が進んだ日は、午前の予定を1つ減らす」。短くなった1時間を、眠る時間から取らないためです。

午前は、劇場のロイヤル・コート・シアターで講演「インサイツ」を1つ。題は航海ごとに変わり、歴史や芸術、科学、海の話などが並びます。昼はキングス・コートで軽く済ませて、午後は7デッキの遊歩道へ。どちらを向いても陸の見えない1日目は、これで十分です。夜は、第1回に書いた3つの夜の過ごし方のうち、まず劇場の舞台を1つ。客席のテーブルで、船の夜の始まりを見る日です。

青空と雲の下、木の甲板がまっすぐ奥へ延び、右の白い壁に「Queen Mary 2」の大きな文字がある。

クイーン・メリー2のいちばん上の甲板。白い壁に船名の文字。ブルックリンに停泊中の2022年5月の写真

写真: P. Hughes / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

水曜: 昼はパブ「ゴールデン・ライオン」で

英国の船の昼は、パブで。2デッキの「ゴールデン・ライオン」には、英国の定番が並びます。ビールの衣で揚げた大西洋のタラにフライドポテトを添えるフィッシュ・アンド・チップス、日替わりのパイ、看板のプラウマンズ。プラウマンズはチーズの塊と薄切りの肉、皮の固いパン、ピクルス、果物、チャツネを1皿に盛るもので、何世紀も前から農場で働く人の昼だった皿だと、ロンドンの観光局は紹介しています。

食べ方は「昼はパブ、夜はブリタニア」。パブには夜の服の決まりが無いので、甲板を歩いたあとの服のままで入れます。料理の多くは代金に含まれ、一部の皿と飲み物は別料金です(どの皿かは船の献立で)。席が空いていなければ、キングス・コートの切り分けの肉の台へ。

楕円の白い皿に、衣をつけて揚げた白身の魚2切れとフライドポテト、緑の豆、パン、タルタルソースとレモン。

ロンドンのパブで出されたフィッシュ・アンド・チップス。衣をつけて揚げた白身の魚に、豆とタルタルソース。船のパブの皿ではない。2016年2月の写真

写真: 0x010C / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

午後は、同じパブのクイズに2人で1組になって出るか、ビンゴに出てみるのも、航海日の過ごし方です。キュナードのビールを飲み比べる会も、公式の案内に並びます。この日に旅先で払うお金は、飲み物を頼んだときだけです。昼をパブでしっかり食べた日は、夜のブリタニアは前菜と主菜の2皿にしておきます。

木曜: 15時半、クイーンズ・ルームの紅茶

15時半、船の幅いっぱいの広間クイーンズ・ルームで、午後の紅茶が始まります(16時半ごろまで)。白い手袋の給仕が列になって入ってきて、テーブルに運ぶのは、具の違う小さなサンドイッチ、スコーン、小さな菓子。スコーンはプレーンか果物入りで、クリームといちごのジャムを添えます。献立は日替わりです。

キュナードの船ぜんぶで、スコーンは毎日3,000個を一から手で作り、上に船のロゴの焼き印を押すと公式は案内しています。毎日あって、代金に含まれます。

木のテーブルの皿に果物入りのスコーンが2つ、クロテッドクリームとジャムの小鉢、奥に紅茶のカップとミルク。

英国の庭園のカフェのクリーム・ティー。果物入りのスコーンに、クロテッドクリームとジャム、紅茶。船の紅茶の皿ではない。2023年3月の写真

写真: Andy Li / Wikimedia Commons / CC0・

記念日の2人なら、この日の紅茶をシャンパン・バーに替える手もあります。紅茶の皿にローラン・ペリエのシャンパンが付く形で、こちらは別料金です。広間の席が埋まっていたら、キングス・コートでも紅茶が飲めます。

紅茶のあとの同じ広間では、航海日にダンスの教室が開かれます。教えるのはプロの講師で、相手を務める男性のダンス・ホストも乗っている、とキュナードは案内しています。土曜のガラの夜の前に、1曲分のステップを覚えておく木曜です。夜はブリタニア・レストランで夕食。紅茶のスコーンが重かった日は、夕食の皿を1つ減らすくらいがちょうどよい1日です。

金曜: 歩く人と休む人の午後

航海日の4日目、金曜は、2人が午後だけ別々に過ごす日にしておきます。合流は15時半の紅茶です。

歩く1人は、7デッキの遊歩道を回ってから、上の甲板へ。12デッキには、大西洋横断のときだけ犬と猫を預かる犬舎もあります。乗る犬や猫にも、乗船のときに救命胴衣が用意されるとキュナードは案内しています。犬と一緒に大西洋を渡れる船です。

休む1人は、8デッキの前の図書室へ。キュナードが「海の上で最大級」とうたう図書室で、船首側の窓に向いた席があります。

窓の並ぶ広い部屋に緑のソファと白い肘掛け椅子、右の壁一面にガラス戸の本棚。天井に丸い照明。

図書室の読書の席。船首側に向いた窓の前にソファと椅子が並び、右の壁一面が本棚。2022年3月の写真

写真: Richard N Horne / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

昼過ぎに、3デッキのプラネタリウム「イルミネーションズ」で約30分の上映を1つ見るのもいい午後です。上映は星空や太陽系など宇宙の話で、ほかの時間は講演や3Dの映画、演奏にも使われる広間です。図書室で本を借りてから向かっても、紅茶の前の1時間にちょうど収まります。2027年春の改装では、この広間の映像の設備を新しくすると発表されています。

段になった黄色い座席が舞台へ向かって並ぶ、金と赤の内装の広間。壁に人の姿の浮き彫りがある。

イルミネーションズの客席と舞台。段になった黄色い座席が舞台へ向かって並び、壁に金色の浮き彫り。2022年8月の写真

写真: Spielvogel / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

揺れがつらい日は、休む側になればいい、と決めておきます。クイーン・メリー2には横揺れを抑える安定装置が4基あります。それでも気分が悪いときは、船の中ほどの席で水平線を見て、画面と読書を控えるのが、英国の公的医療NHSの勧める乗り物酔いの工夫です。夕食の席で、その日に見たものを2人で話せる日になります。食べ終えたら、コモドア・クラブのピアノの前で1杯。別々だった午後を、船首の窓の前で合わせる夜です。

土曜: ガラの夜は、着替えてボールルームへ

キュナードの案内では、ガラの夜は1航海に1〜2回が普通で、3泊以上の航海では少なくとも1回、正式の招待が届きます。どの夜かは乗る前と船の案内で知らされるので、このしおりでは土曜に置いておきます。服は、男性ならディナージャケット、またはダークスーツとネクタイ(蝶ネクタイでも)。女性ならロングドレスかカクテルドレスです。テーマは4つのうちのどれか。ブラック・アンド・ホワイト、レッド・アンド・ゴールド、仮面舞踏会、1920年代のローリング・トゥエンティーズで、乗る前に知らされます。

着替える前の夕方、甲板に出ます。6月でも北大西洋の天気は日ごとに変わるので、甲板で過ごすのは晴れた夕方だけと決めて、上着を1枚。雲が厚い日は、船首のバー「コモドア・クラブ」の窓から、進む先の海を見ます。

木の甲板と白い手すりの向こうに、夕焼けの水平線と穏やかな海が広がる。手すりの灯りがともり、奥に小さな人影がある。

客船の甲板から見た、夕暮れの大西洋。別の会社の船で、クイーン・メリー2ではない。2007年8月の写真

写真: Michael LoCascio「Sunset on the Atlantic.jpg」 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0・

夕食はブリタニア・レストランで、この夜は祝いの献立です。最大5皿のコースに、最初の一口のアミューズ・ブーシュと、食後の小さな菓子プティ・フールが付き、ほかの夜と同じく代金に含まれます。食べ終えたら、昼に紅茶を飲んだクイーンズ・ルームへ戻ります。楽団の生演奏で社交ダンスが始まる夜です。木曜に覚えたステップで1曲だけ踊るのも、踊らずに演奏を聴いて、着飾った2人で写真を1枚、という過ごし方もできます。

日曜: 最後の航海日と、チャート・ルームの1杯

日曜の朝は、7デッキの遊歩道を3周、およそ1マイル。最後の航海日の朝です。午後は荷造りの時間です。図書室で借りた本を返し、大きな荷物の出し方と下船の順番を、船の案内で確かめておきます。予定は15時半の紅茶だけ。

最後の夕食のあとは、船の中ほどのバー「チャート・ルーム」で、星座にちなむカクテルを1杯。英国の時刻にほぼ合わせ終えた夜で、サウサンプトンの日の入りは21時20分ごろ(計算、推定)。食べ終えても、窓の外はまだ明るさが残る時間です。この6日間でいちばん印象に残った時間を、2人で話せる夜です。

月曜の朝、メイフラワー号の出た港サウサンプトンへ

月曜の朝6時半ごろ、船はサウサンプトンに着きます(ふだんの例)。6月21日の日の出は5時前(計算、推定)なので、着くころにはもう明るい港です。早起きして甲板に出れば、1週間ぶりの陸が近づいてくるところを見られます。1620年8月、メイフラワー号はスピードウェル号と一緒に、この港の岸から新大陸へ向けて出ました。2人は、その反対向きに、ニューヨークから着いたことになります。

サウサンプトンの旧市街で、パブの昼

下船して英国に入ったら(英国の電子渡航認証ETAは出発前に)、車で旧市街の西の門へ。門の外に、メイフラワー号の出発を記す1913年の記念碑があります。高さ約50フィートの石の柱で、てっぺんに銅のメイフラワー号の風見。1周約1kmの中世の城壁は、もとの門8つと塔29のうち、今も門6つと塔13が残り、北の入口の門バーゲートは約900年前に建てられたものです(大きな荷物を持って寄れるかは未確認)。

夕暮れの空の下、石を積んだ中世の門。上に旗と鐘、中央の壁がんに像があり、下に三つのアーチの通路が開く。

夕暮れのバーゲートの南側。石を積んだ中世の門で、上に鐘と旗、中央に像が立つ。2021年7月の写真

写真: Partonez / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

昼は、旧市街のBugle StreetにあるパブThe Duke of Wellingtonへ。地下室と基礎は1220年ごろの家の名残で、1494年ごろにその名残を取り込んで今の建物になり、ワーテルローの戦いのあとに今の名前のパブになりました。昼の食事は平日12時から15時の掲載(2022年の調べ)。この旅の最後の昼は、店先の黒板にも出ているフィッシュ・アンド・チップスで、水曜の船のパブと食べ比べます。同じBugle Streetには、15世紀後半に建ったチューダー・ハウスもあります。英国での2日間の陸の食事は、1人40〜70ポンド(約8千5百〜1万5千円)の枠です(推定)。

夜の街角に立つ白壁に黒い木組みの古い建物のパブ。窓辺に花のかご、店先に木のベンチと黒板。

サウサンプトンのパブ、The Duke of Wellington。木組みの白い壁で、店先の黒板に「Fish & Chips」。2026年8月の夜の写真

写真: Jorge Franganillo / Wikimedia Commons / CC BY 4.0・

席が空いていなければ、同じ旧市街のHigh Streetの55番地にあるThe Red Lionへ。中世の木組みの建物で、天井の高い広間がそのまま店になり、羽目板と2つの回廊、16世紀の暖炉が残ります。英国の歴史的なパブの内装の目録では、全国的にとくに重要な3つ星。食事は月〜土の12時から14時半の掲載です(愛好団体CAMRAの掲載、2026年10月)。

白い壁に黒い木組みの古い建物のパブ。2階の壁に赤いライオンの飾り、1階に小さな窓の並ぶ店先と入口が二つ。

High StreetのThe Red Lion。白い壁に黒い木組み、2階に赤いライオンの飾り。2009年4月の写真で、今の店先とは違うことがある

写真: Jhsteel「Red Lion Inn Southampton.jpg」 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0・

昼のあとは、車で高速バスの乗場へ。National Expressのバスは、サウサンプトンの町からヒースロー空港まで最速1時間40分です。このしおりは、下船と入国のあとの昼の時間に加えて、空港までの移動に約4時間の枠をみて(推定)、その夜はヒースローの近くに泊まります。帰りの便は翌日なので、下船が遅れても飛行機には響きません。朝の早い1日なので、宿に着いたら夕食は宿の中で済ませ、親と行く人ならここで早めに休みます。この日と翌日に英国で払うお金は、1人 約1万6千〜3万2千円です。

火曜は、ヒースローから羽田へ。JALの直行便JL044の路線があり(時刻は旅程で)、日本に着くのは水曜です。

この旅が合う人と、足すならここ

  • 6日間を、移動そのものとして楽しみたい2人には、毎日の紅茶とパブの昼、23時間の日が続く1週間です。
  • 親と行く人には、毎日町を歩かない旅です。歩く人と休む人に分かれる午後を、毎日でもつくれます。
  • 記念日の2人には、ガラの夜と、自由の女神の前を通る出港の夕方があります。
  • ダンスを覚えてみたい2人には、木曜の教室と、土曜の楽団の夜があります。
  • 逆向きの西航との比べは、第1回に書いています。寄港しながら渡りたい2人には、18歳以上の大人だけの船Scarlet Ladyが、バルセロナからタンジールとランサローテに寄ってサンフアンへ渡る12泊もあります。

「もう1日あれば」と思う人は、英国にもう1泊を足すのが、この連載のおすすめです。下船の日を急がずに、サウサンプトンの旧市街かロンドンをもう1日歩けます(宿代1泊分、1人 約1万3千〜2万1千円と食事、推定。帰国が木曜になるので、休む平日も1日増えます)。

足した1日は、タイタニック号の出た町を歩く

足した1日のサウサンプトンでは、町の中心の東公園から歩き始めます。公園には、沈んでいく船の持ち場を最後まで離れなかった機関士35人の記念碑が、1914年から立っています。

公園の木々の前に、翼を広げた女性の像を頂く石の記念碑。像の下の左右に、働く機関士の姿の銅の浮き彫りがある。

東公園のタイタニック号の機関士の記念碑。翼のある像の下に、持ち場で働く機関士の浮き彫り。2024年9月の写真

写真: Acediscovery / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0・

次に入りたいのが、町の中心のシビック・センターにあるSeaCity Museumです。1912年4月10日の朝、タイタニック号はこの港から最初の航海に出ました。乗組員のうち900人がこの町の人で、博物館の「Southampton's Titanic Story」の展示は、船の模型、乗っていた人の声の記録、船の実物の品で、その町の側から沈没を伝えます。港の町の歩みをたどる「Gateway to the World」の展示もあり、タイタニックの出港から100年の2012年4月10日に開いた博物館で、カフェもあります(開館の時刻は旅程の前に公式で)。大西洋を7泊で渡ってきた旅の終わりに、同じ海を渡ろうとした船の町を歩く1日です。

まとめと、サイトにあるもの

この回の要点は3つです。

  • 港のない6日間は、パブの昼、15時半の紅茶、歩く人と休む人の午後、ガラの夜。時計は5回ほど1時間進み、その日は23時間。
  • 月曜の朝6時半ごろサウサンプトン着。旧市街のメイフラワーの記念碑を見て、1494年ごろに建った建物のパブで昼。
  • 船の上で払うのは飲み物くらいで、サービス料(7泊で約2万円)は第1回の総額に入っています。英国の2日間の旅先のお金は1人 約1万6千〜3万2千円。

Cruise Atlasの航路ページでは、この東航の出発月と、客室ごとの船代の記録を一覧で見られます。船代は毎月の記録で入れ替わるので、表は航路のページにまとめています。

QM2東航7泊の出発月と客室を一覧で見る

総額と休みは第1回「NY発、港に寄らない7泊で英国へ」、羽田から出港までは第2回「17時、自由の女神を右に見てNYを出る」にあります。

この記事の調べ方と、乗る前に確かめたいこと

乗る前に確かめたいこと:

  • 時計を進める日と時刻、ガラの夜の日付とテーマ。
  • サウサンプトンの着の時刻と下船の順。大きな荷物を持って旧市街に寄れるか。
  • 英国ETA(約20ポンド、審査に最大3営業日)。船から陸へ降りて泊まるので、空港の中の乗り継ぎとは扱いが違う。
  • 英国の移動: 港から乗場の車1台20〜35ポンド、高速バス1人25〜50ポンド。鉄道ならロンドン・ウォータールー経由。キュナードの送迎もある(料金は未確認)。下船から空港までの時間の内訳は、このページの「準備の詳細」に。
  • 船酔いの備えと保険、天気が変わる日の上着。

確かめていないこと: 時計を進める時刻(夜中か昼か資料で割れる)、パブのどの皿が追加料金か、ガラの夜の皿(本文は公式の案内のコースの形だけ)、The Duke of WellingtonとThe Red Lionの2027年の営業、SeaCity Museumの開館の時刻、M714の着の時刻。

出典(2026年10月11日): Cunardの紅茶(新しいタブで開きます)・食事(新しいタブで開きます)・ガラの夜(新しいタブで開きます)・犬舎(新しいタブで開きます)(検索の要約)、Seat 61(新しいタブで開きます)、NHS(新しいタブで開きます)、Met Office(新しいタブで開きます)、Visit London(新しいタブで開きます)、Historic England(新しいタブで開きます)、Visit Southampton(新しいタブで開きます)・タイタニック(新しいタブで開きます)、CAMRA(新しいタブで開きます)・Red Lion(新しいタブで開きます)、SeaCity Museum(新しいタブで開きます)、National Express(新しいタブで開きます)、英国ETA(新しいタブで開きます)、Virgin Voyages。日の出・日の入りはNOAAの近似式で計算。

準備の詳細(行く人向け)

入国の申請(米国のESTAと英国のETA)

日本の一般旅券で通常の短期観光をする2人は、米国のESTAと英国のETAを、それぞれ申請する条件で予算を組みます。どちらも渡航前の電子認証で、入国を保証するものではありません。旅歴などで別のビザが必要になる人は、この例をそのまま使えません。

米国ESTAの承認料金は、2026年10月16日から40.62米ドルへ改定される政府通知を読みました。来年の予算にはその額を入れています。有効期間やあなたの旅歴による適格性は、出発前に米政府の公式で確かめてください。

英国ETAは、確認時点で約20英ポンド。日本は対象国で、通常の有効は2年または旅券の有効期限までの短いほうです。審査に最大3営業日かかる場合があり、承認のメールを受け取ってから渡航する政府の案内になっています。ESTAと同じ日に申し込んでおくと、出発の直前に慌てずに済みます。

英国のETAは、乗継だけの旅とは扱いが違います。この旅は船から英国の陸へ降り、ホテルにも泊まります。空港の制限区域を出ない乗継の扱いとは違い、港から空港へ移ること自体が、英国へ入る行動です。

確認日と出典: 2026年10月11日に、米政府の料金改定通知(新しいタブで開きます)、英国政府のETA案内(新しいタブで開きます)と申請案内を確認しました。米国の個別の入国条件とESTAの有効は、政府の最新の案内を出発前に確認します。英国ETAは旅券を替えた場合も再確認します。

乗船前の事前手続きの細部

Cunardの2026年10月に読んだ乗船案内で搭乗券に示される到着時刻の枠は、早く着けばそのまま乗れるとも限らず、遅いと乗船できないおそれがあります。

入国の申請に使った旅券と、航空券や乗船書類の氏名が合っているかも、乗船の日までに確かめます。名前の綴りは、旅券の英字を基準にそろえます。

JFKはターミナルが分かれているので、着く便のターミナル番号を控えておきます。ヒースローにも複数のターミナルがあり、帰国便の発着は旅程で確かめます。後泊のホテルに着いたら、翌日の便が出るターミナルの番号を確かめておきます。

下船から空港までの時間の内訳

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下船から空港までの時間の内訳
場面区間計画の目安
下船日(6/21)下船と荷物・入国が終わったあと、空港まで約4時間の枠(待ち時間と余裕を含む)
下船日(6/21)うち、港から市内バス乗場までの車と待ち時間2時間20分
下船日(6/21)うち、高速バス(最速)1時間40分

第3回の本文で旧市街に寄って昼を食べる時間は、この枠の外です。

JFKに着いた日の、着陸から宿までの約5時間の見込みも、空港の混雑や道路の遅れで増えることがあります。到着日はその後に予約時刻の厳しい観光は入れません。

船の到着、あなたが船を降りる順、荷物を受け取る時刻、英国へ入国して港の外へ出る時刻は、それぞれ別です。対象航海の下船案内を読めていないため、ここでは「何時に港を出られる」と決めません。到着時刻だけを見て、直後のバスを買う組み方を避けます。

書いた移動時間は計画の余裕で、確定した運行表ではありません。便の時刻、乗船締切、英国の岸壁と下船枠は取得できていません。

接続ごとの予算(運賃表)

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接続ごとの予算(運賃表)
接続・2人の旅での条件予算の元の通貨1人の目安
JFK→ブルックリンホテル、1車を2等分約90〜150米ドル/車約7千〜1万2千円
ホテル→ブルックリンの港、1車を2等分約30〜60米ドル/車約2千〜5千円
英国の港→市内バス乗場、1車を2等分約20〜35英ポンド/車約2千〜4千円
サウサンプトン→ヒースロー、高速バス約25〜50英ポンド/人約5千〜1万1千円
ヒースローと後泊ホテルの交通0〜約15英ポンド/人0〜約3千円

円は、2026年10月9日の銀行の電信売相場(TTS)、1米ドル159円、1英ポンド213円で換算しています。カード請求時のレートや手数料まで同じとは限りません。

空港からホテルへの費用には、道路の加算やチップも考えた予算を入れました。予約の前に、ホテルの住所と荷物の数を伝えて価格を見ます。JFKからマンハッタンへのタクシーには、市の公式の定額制度があります。でも、この旅の宿泊地はブルックリンです。マンハッタンの定額を、JFKからどこへでも同じ値で行ける料金として使うことはできません。行き先の区と、加算の扱いを確かめます。

ホテルからブルックリンの港までは、前泊する住所が変われば交通費も変わります。港がマンハッタンに変わった場合は、前泊の場所とこの移動をまとめて見直します。

高速バスNational Expressの最速約1時間40分は、2026年10月に読んだ公式の路線案内で、サウサンプトン市内からヒースローの中央バス乗場までの所要です。港の岸壁から空港の窓口までは、これより長くかかります。公式に出ている「片道約17英ポンドから」は今の案内の値なので、この旅では1人約25〜50英ポンドの予算幅を置きました。どのターミナルへ着く便か、荷物条件、変更できるかも、出発日と一緒に見ます。バスの現行の参考価格条件は2026年11月9日までの案内なので、来年の値として使いません。

宿の予算(元の通貨):

  • 前泊(ブルックリン): 1室約220〜360米ドル。税や必須の料金を含む想定で、朝食付きとは決めていません。ホテル名と実売価格はまだ選んでいない例です。
  • 後泊(ヒースロー周辺): 2人1室で約120〜200英ポンド。空港への送迎が無料のホテルと決めてはいないので、空港とホテルの往復にも予算を残します。停留所、ホテルまでの移動、翌朝の交通は、予約する宿ごとにそろえます。
  • 英国にもう1泊足す別案: 追加1泊の2人1室の予算は約120〜200英ポンド、食事は1人約20〜35英ポンドを別に置く目安。今回の総額と11日間には入っていません。帰国日を動かしたら、休む平日も数え直します。

払う時期(出発前と旅先)

出発前に用意するお金は、1人約53万7千〜79万2千円。船と飛行機、前後のホテル、渡航認証です。旅先で払う交通・陸の食事・船内サービス料は、約5万5千〜8万5千円を見込みます。

飛行機が遅れたときと、帰りの乱れの判断

NYに着く飛行機が大きく遅れたら、町歩きを短くして穴埋めするだけで済むとは限りません。到着の遅れが乗船日へ及ぶ見込みなら、船会社へ連絡し、搭乗できる期限と選択肢を確認します。旅程の初日に判断するほうが、港へ行ってから知るより動きやすくなります。

途中に寄港地のない横断では、次の港へ飛んで乗り直す通常の寄港旅の考え方も使えません。英国まで船は途中で止まらないからです。前泊を置けば、遅れたときに判断する時間を作れます。

帰りも、下船の遅れや英国の交通の乱れがあれば、まずホテルへ着く計画を守ります。後泊があることで当日の飛行機へ急ぐ判断を減らせます。翌日の便への影響が出るなら、交通と航空会社の変更条件を確認します。後泊を置く費用には、こうした判断の余裕も含めて考えます。

使わない選択肢(鉄道とキュナードの送迎)

鉄道でロンドン中心部へ行くなら、サウサンプトン・セントラルからウォータールーへの路線があります。ただし、ウォータールーはヒースロー空港ではありません。市内から空港へさらに移るため、今回の「空港周辺で後泊」の例では高速バスを基準にしています。

列車かバスかを最短所要だけで選ばず、荷物を持って何度乗り換えるかから考えます。今回の例なら、港から市内の乗場へ車で1回、乗場から空港へ高速バスで1回の、2回の移動です。鉄道を選ぶと、ウォータールーから空港への移動が1回増えます。

Cunardにも港と空港を結ぶ送迎の案内があります。料金と時刻は乗る航海で確かめます。

来年のバス・鉄道の運賃、鉄道の対象日の時刻と週末の工事、船会社の送迎の料金は取得できていません。

時差の早見と、船内の時計の合わせ方

現行の夏時間では、ニューヨークは協定世界時UTCより4時間遅く、英国は1時間進みます。日本はUTCより9時間進みます。日本との時差は、米国側で13時間、英国側で8時間。両岸の時差と、船の時計の変え方を分けると、連絡の時間を考えやすくなります。

同じ瞬間の時刻の早見:

  • ニューヨークで朝8時なら、英国は昼の1時、日本は同日の夜9時。
  • 英国で朝8時なら、日本は同日の午後4時。

船の上の時計は、ニューヨークの時刻から英国の時刻へ、船内の案内に従って何回かに分けて進めます。両岸の時差は5時間なので、7泊の毎晩1時間ずつ進めるわけではありません。進める日、進めない日、何時に変えるかまで含めて、実際に渡る船の指示で合わせます。

海の上では、食事や集合に使う時計を船内の案内に合わせます。スマートフォンの表示と船の時計が違ったら、船の時計に合わせます。日本の時刻を残した画面と、船内の行動用の時計を分けて持つ案にすると、家へ連絡する相手にも説明しやすくなります。

夕食前か寝る前に、この旅の2人がそろって翌日の案内を読む時間を置きます。時計を動かすなら、いつ、どちらへ、どれだけか。片方だけが設定を変えると、待ち合わせの「同じ時刻」が合わなくなります。スマートフォン以外の時計も一緒に見ます。

時計が進む前の晩は、翌朝の食事や集合が船の時計で何時になるかを、2人で一度声に出して確かめます。英語で聞くなら“Has ship time changed?”の一言で足ります。寝る前に、スマートフォンの時刻が変わったかどうかも見ておきます。

確認日と出典: 2026年10月11日に、英国政府の時計の変更(新しいタブで開きます)とNISTの夏時間制度(新しいタブで開きます)を確認しました。横断中に時計を進める日と時刻は、対象航海の公式の具体案内を取得できませんでした。ここに書いたのは両岸の時計の差と生活の提案に限り、船の毎日の確定した運用とは分けています。

東航と西航の船代の記録(出発日つき)

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東航と西航の船代の記録(出発日つき)
比較する船と方向泊数出発日内側・1人の表示額税・港湾費(1人)市場と税
QM2・NY→サウサンプトン(東航)72026年11月28日発180,000円14,275円日本向け・税別
QM2・サウサンプトン→NY(西航)72026年11月10日発230,000円19,033円日本向け・税別

どちらも2026年10月9日に公式サイトで見た表示で、2人1室の1人分です。差の5万円には出発日の違いも入っています。別の出発日の値なので「東へ行くほど安い」という規則にはできません。空席と価格は毎日変わるので、来年6月の売値は予約の前に取り直します。西航の総額をこの東航の合計から差額だけで出すことはできません。

第1回の費用の表の少なめ・多めとも、船代は同じ観測値(東航11月28日発)で、11月と6月の値段の違いは幅に入っていません。

比較の船代は、出発日の違う2つの便について、10月9日に公式サイトで見た表示をCruise Atlasが記録した値です。

費用の計算表

第1回の費用を、計算に使った費目ごとに並べました。大人2人1室の1人分です。各費目の円は、元の額に為替を掛けて(割る数があれば割って)四捨五入した値で、合計はその和です。為替は1ドル159円・1ポンド213円(2026-10-09 の三菱UFJ銀行の電信売相場〔T.T.S.〕159.17円・213.35円を円の単位にそろえた値。カードの請求のレートと手数料は未確認)です。

区分ごとの費用

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区分ごとの費用(1人分、少なめ〜多め)
区分1人分(少なめ〜多め)
飛行機300,000〜520,000円
船の運賃195,900〜211,800円
ホテル30,270〜49,920円
旅先のお金55,089〜85,112円
その他10,719円
合計(1人)591,978〜877,551円
2人分1,183,956〜1,755,102円
1日あたり(1人、11日)53,816〜79,777円

A 出発前に払うお金

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A 出発前に払うお金(内訳、1人分)
項目1人分区分根拠
羽田→JFK・現金片道エコノミー予算150,000〜260,000円飛行機150,000〜260,000円。確かさ: 推定。現金の片道エコノミーの予算。出典の JAL は直行の路線の案内で、運賃の資料ではない。出典: JAL 公式サイト(A350-1000 の運航路線。ページ本体は開けず、検索で表示された部分で確認)[5]
LHR→羽田・現金片道エコノミー予算150,000〜260,000円飛行機150,000〜260,000円。確かさ: 推定。現金の片道エコノミーの予算。出典の JAL は直行の路線の案内で、運賃の資料ではない。出典: JAL 公式サイト(A350-1000 の運航路線。ページ本体は開けず、検索で表示された部分で確認)[5]
内側・7泊・2人1室の1人分180,000円船の運賃180,000円。確かさ: 推定(公式サイトの値の記録。別の出発日)。2人1室の1人分。別の出発日(2026-11-28 発)の観測で、税は別。出典: Cruise Atlas のデータ(日本向け公式サイトの船代の記録、2026-10-09 観測。2026-11-28 発の東向き7泊 M632)[1]
未確定の税・港湾費の予算留保15,900〜31,800円船の運賃100〜200ドル × 159円。確かさ: 推定(実額・上限未確認)。請求の額と上限が未確認の税・港湾費の予算の取り置き。出典: このモデルの予算
Brooklyn前泊1室を2等分・必須料金込み予算17,490〜28,620円ホテル220〜360ドル × 159円 ÷ 2。確かさ: 推定。1室1泊220〜360ドルを2人で分けた、必須の料金を含む予算。出典: このモデルの予算
London Heathrow周辺後泊1室を2等分12,780〜21,300円ホテル120〜200ポンド × 213円 ÷ 2。確かさ: 推定。1室1泊120〜200ポンドを2人で分けた予算。出典: このモデルの予算
ESTA承認・2026-10-16改定後1件6,459円その他40.62ドル × 159円。確かさ: 公式(将来適用額)。出典: 米国の官報(Federal Register。CBP の ESTA の手数料の改定、2026-10-01 掲載)[12]
英国ETA・1件4,260円その他20ポンド × 213円。確かさ: 公式(2026-10-11時点)。出典: 英国政府(ETA の案内・申請・対象の国)[14]
小計(1人)536,889〜792,439円——

B 旅先で払うお金

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B 旅先で払うお金(内訳、1人分)
項目1人分区分根拠
JFK→Brooklynホテル・1車を2等分7,155〜11,925円旅先のお金90〜150ドル × 159円 ÷ 2。確かさ: 推定。車1台を2人で分けた予算。出典は市のタクシーの運賃の案内(空港からマンハッタンの定額はブルックリンには当たらない)。出典: ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(タクシーの運賃)[6]
Brooklynホテル→港・1車を2等分2,385〜4,770円旅先のお金30〜60ドル × 159円 ÷ 2。確かさ: 推定。車1台を2人で分けた予算。出典は市のタクシーの運賃の案内。出典: ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(タクシーの運賃)[6]
Southampton港→バス乗場・1車を2等分2,130〜3,728円旅先のお金20〜35ポンド × 213円 ÷ 2。確かさ: 推定。車1台を2人で分けた予算。出典: このモデルの予算
Southampton→LHR高速バス5,325〜10,650円旅先のお金25〜50ポンド × 213円。確かさ: 推定(2027運賃未取得)。2027年の運賃は未取得の予算。出典: National Express(サウサンプトンからヒースロー空港の高速バス)[9]
LHR↔ホテルの交通予算0〜3,195円旅先のお金0〜15ポンド × 213円。確かさ: 推定(無料保証なし)。無料の送迎は保証されない予算。出典: このモデルの予算
NY陸の食事・前日と乗船前朝9,540〜15,900円旅先のお金60〜100ドル × 159円。確かさ: 推定。出典: このモデルの予算
英国陸の食事・下船日と翌日8,520〜14,910円旅先のお金40〜70ポンド × 213円。確かさ: 推定。出典: このモデルの予算
Britanniaホテル・ダイニングサービス料18USD×7泊20,034円旅先のお金126ドル × 159円。確かさ: 公式(2027再確認)。1人1泊18ドル×7泊。出典: Cunard 公式サイト(サービス料)[11]
小計(1人)55,089〜85,112円——

合計に入っていないお金

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合計に入っていないお金
項目入れていない理由
預け荷物の別料金購入航空運賃の許容量が未確定。込みの場合の二重計上を避ける。超過/別料金なら加算
旅行保険・医療費年齢・補償・既往歴で異なる。船上診療も含め別途見積が必要
カード手数料利用カードと通貨処理で異なりTTSとの差も生じる
自宅↔日本の空港出発地が人によって違う
おみやげ購入内容をこの旅で決めていない

足すなら(合計には含めない)

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足すなら(合計には含めない、1人分)
項目1人分区分根拠
バルコニー変更差額・観測運賃同士の差70,000円船の運賃70,000円。確かさ: 推定(対象日再見積)。観測した運賃どうしの差。乗る日の値段は見積りで確かめる。出典: Cruise Atlas のデータ(日本向け公式サイトの船代の記録、2026-10-09 観測。2026-11-28 発の東向き7泊 M632)[1]
ネットを使う場合の利用予算10,000〜30,000円旅先のお金10,000〜30,000円。確かさ: 推定(価格表ではない)。価格表ではない利用の予算。出典: Cunard 公式サイト(乗船の日の案内・よくある質問)[8]
有料飲み物の利用予算11,130〜22,260円旅先のお金70〜140ドル × 159円。確かさ: 推定。出典: このモデルの予算
英国1泊追加・1室2等分12,780〜21,300円ホテル120〜200ポンド × 213円 ÷ 2。確かさ: 推定。1室を2人で分けた予算。出典: このモデルの予算
追加陸泊の食事4,260〜7,455円旅先のお金20〜35ポンド × 213円。確かさ: 推定。出典: このモデルの予算

図鑑で詳しく見る

調べた資料(50件)

記事を書くために調べた資料と確認日です。予約サイトや航空会社の予約のページにはリンクを貼らず、名前と確認日だけを記載しています。

2026-10-11 に確認しました(船代は 2026-10-09 の観測)。ほかのサイトの文章は写さず、要点を自分の言葉で書いています。予約サイト・Google フライト・航空会社の予約のページへのリンクは貼らず、名前と確認日だけを書いています。予算・推定の根拠は本文と費用の計算表に書きました。

  1. [1]Cruise Atlas のデータ(日本向け公式サイトの船代の記録、2026-10-09 観測。2026-11-28 発の東向き7泊 M632)

    公式サイトの値の記録。第1・3回

    確認日:

  2. [2]Cruise Atlas のデータ(日本向け公式サイトの船代の記録。西向き7泊 M630)

    公式サイトの値の記録。第1・3回

    確認日:

  3. [3]Virgin Voyages 公式サイト(大人だけの船の案内)、Cruise Atlas のデータ(船代の記録)

    船会社。第3回

    確認日:

  4. [4]Cunard 公式サイト(M714 の航海の案内。検索で表示された題と要約で確認)

    船会社。全3回

    確認日:

  5. [5]JAL 公式サイト(A350-1000 の運航路線。ページ本体は開けず、検索で表示された部分で確認)

    航空会社。第1・2回

    確認日:

  6. [6]ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(タクシーの運賃)

    政府。第1・2回

    確認日:

  7. [7]Cruise NYC(ブルックリンのターミナルへの交通)、Cunard のパンフレット(2025〜27年)

    港運営・船会社。第1・2回

    確認日:

  8. [8]Cunard 公式サイト(乗船の日の案内・よくある質問)

    船会社。第2・3回

    確認日:

  9. [9]National Express(サウサンプトンからヒースロー空港の高速バス)

    運行会社。第2回

    確認日:

  10. [10]South Western Railway(サウサンプトン・セントラルからロンドン)、Cunard 公式サイト(送迎と港への移動)

    鉄道・船会社。第2回

    確認日:

  11. [11]Cunard 公式サイト(サービス料)

    船会社。第1・3回

    確認日:

  12. [12]米国の官報(Federal Register。CBP の ESTA の手数料の改定、2026-10-01 掲載)

    政府。第1・2回

    確認日:

  13. [13]在日米国大使館(ビザ免除プログラム。ページ本体は開けず)、米国 CBP(ESTA)

    政府。第2回

    確認日:

  14. [14]英国政府(ETA の案内・申請・対象の国)

    政府。第1・2回

    確認日:

  15. [15]米国国立標準技術研究所 NIST(夏時間)、英国政府(時計の切り替え)

    政府。第2・3回

    確認日:

  16. [16]Cunard 公式サイト(大西洋横断の案内)

    船会社。第3回

    確認日:

  17. [17]Cunard 公式サイト(クイーン・メリー2 の数字)

    船会社。第3回

    確認日:

  18. [18]英国 NHS(乗り物酔い)

    公的機関。第3回

    確認日:

  19. [19]英国気象庁 Met Office(2026年の天気の振り返り・沿岸と海の案内)

    気象機関。第3回

    確認日:

  20. [20]Cunard 公式サイト(旅行代金に含まれるもの)

    船会社。第1・3回

    確認日:

  21. [21]Virgin Voyages 公式サイト(乗船前の決まり)、情報通信研究機構 NICT(日本標準時)

    船会社・公的機関。第2・3回

    確認日:

  22. [22]Virgin Voyages「Scarlet Lady Winter 2027–2028」

    船会社。第3回

    確認日:

  23. [23]Cunard 公式サイト(M517 の航海・185周年の案内)

    船会社。第2回

    確認日:

  24. [24]三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(外国為替の公示相場、2026-10-09。三菱UFJ銀行の電信売相場)

    銀行。全3回

    確認日:

  25. [25]The Man in Seat 61(クイーン・メリー2の大西洋横断)

    旅行ガイド。全3回

    確認日:

  26. [26]emmacruises.com・airmail.news(2023-01-14)ほか(船の時計を進める時刻。検索で表示された部分)

    報道・乗った人の記事。第3回

    確認日:

  27. [27]Cunard 公式サイト(アフタヌーンティー)

    船会社。第1・3回

    確認日:

  28. [28]Cunard 公式サイト(クイーン・メリー2の食事)

    船会社。第1・3回

    確認日:

  29. [29]Cunard 公式サイト(クイーン・メリー2の犬舎)

    船会社。第3回

    確認日:

  30. [30]Shelsky's 公式サイト・The Infatuation(2020-12-02)・PIX11 ほか(ブルックリンのベーグルの店 Shelsky's。一部は検索で表示された部分)

    店の公式サイト・旅行ガイド。第2回

    確認日:

  31. [31]Time Out・PIX11(ブルックリンの Court Street Bagels。PIX11 は検索で表示された部分)

    旅行ガイド・報道。第2回

    確認日:

  32. [32]NYC Parks(バレンティノ桟橋の来歴)・Time Out(眺め。検索で表示された部分)

    公的機関・旅行ガイド。第2回

    確認日:

  33. [33]Historic England(登録 1092062)・Visit Southampton・CAMRA(サウサンプトンのパブ Duke of Wellington)

    公的機関・観光局・愛好団体。第3回

    確認日:

  34. [34]Visit London(英国の料理。検索で表示された部分)

    観光局。第1・3回

    確認日:

  35. [35]Historic England(British Listed Buildings 経由)・Royal Museums Greenwich(ピルグリム・ファーザーズの記念碑)

    公的機関・博物館。第3回

    確認日:

  36. [36]Visit Southampton(サウサンプトンの名所)

    観光局。第3回

    確認日:

  37. [37]Cunard 公式サイト(ブリタニア・レストランの献立の例・家族の食事)

    船会社。第1・2回

    確認日:

  38. [38]Cunard 公式サイト(食事の案内・ガラの夜)

    船会社。第3回

    確認日:

  39. [39]Cunard 公式サイト(クイーン・メリー2の案内・知っておきたい10のこと)

    船会社。第1・3回

    確認日:

  40. [40]Cunard 公式サイト(船内の催し・ロイヤル・コート劇場・コモドア・クラブ・チャート・ルーム)

    船会社。第1・2回

    確認日:

  41. [41]米国立公園局(自由の女神の事実・歴史の本)

    公的機関。第2回

    確認日:

  42. [42]Wikipedia・Structurae(ヴェラザノ・ナローズ橋)

    百科事典・構造物の資料。第2回

    確認日:

    出典: Wikipedia「Verrazzano–Narrows Bridge」(CC BY-SA 4.0)

  43. [43]Wikipedia(ブルックリン・クルーズ・ターミナル)・TravelMole・Travel Agent Central

    百科事典・業界媒体。第2回

    確認日:

    出典: Wikipedia「Brooklyn Cruise Terminal」(CC BY-SA 4.0)

  44. [44]CAMRA・Wikipedia(サウサンプトンのパブ Red Lion)

    愛好団体・百科事典。第3回

    確認日:

    出典: Wikipedia「Red Lion Inn」「Red Lion Inn, Southampton」(CC BY-SA 4.0)

  45. [45]SeaCity Museum 公式サイト・KLM の旅のガイド(開館日。検索で表示された部分)

    博物館の公式サイト・航空会社。第3回

    確認日:

  46. [46]Visit Southampton(サウサンプトンとタイタニック号)

    観光局。第3回

    確認日:

  47. [47]Cunard 公式サイト(ブリタニア・レストラン)

    船会社。第2回

    確認日:

  48. [48]ニューヨーク市記念物保存委員会の報告(1988年の拡張)・Wikipedia(コブル・ヒル歴史地区)

    公的機関・百科事典。第2回

    確認日:

    出典: Wikipedia「Cobble Hill Historic District」(CC BY-SA 4.0)

  49. [49]ニューヨーク市記念物保存委員会の報告(検索で表示された部分)・Red Hook Water Stories(N. Brouwer の海の歴史)

    公的機関・研究。第2回

    確認日:

  50. [50]npplan(米国立公園局の案内の写し)・エリス島 公式サイト(検索で表示された部分)

    公的機関の案内・管理者。第2回

    確認日:

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