Spectrum of the Seas
Quantum Ultra class ・ 日本・アジア
2019年就航、アジア市場向けに設計されたQuantum Ultra級の1番船。上級スイート専用の区画を大幅に拡張し、専用レストランや専用デッキを備えるなど、アジアの富裕層需要を意識した造りが特徴。2026年から2027年にかけては香港(啓徳)と上海を二大母港とし、日本(沖縄・鹿児島・福岡など)、韓国(釜山・済州)、ベトナムへ2〜9泊の航路を運航する。日本発着ではないが日本寄港が多く、日本人にとって寄港地の親しみやすさは高い。
一目で比較
客室(ランク別)
| 客室 | 広さ | 定員・ベッド | 特徴 | リンク |
|---|---|---|---|---|
バーチャルバルコニー・インテリア 窓のない船内側キャビンだが、壁面の実物大スクリーン(約80インチ)にリアルタイムの船外映像を映す「バーチャルバルコニー」を全室搭載。Quantum級で初めて導入された仕組みで、内側でも自然光と眺望感を得られる。ADA対応の車椅子用客室もこのカテゴリーに含まれる。 366室 | 15.3–17.2㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可) | バリアフリー | 船の公式客室ページで確認 |
スタジオ(ソロ)インテリア/バルコニー 1人旅向けに設計された船内最小クラスのソロキャビン。バーチャルバルコニー付きのスタジオ・インテリア(約100平方フィート)と、実バルコニー付きのスタジオ・バルコニー(約120平方フィート)の2タイプで計28室。追加料金(ソロサープチャージ)なしで1名利用できる点が特徴。 28室 | 9.3–11.1㎡ | 1名 シングル/ダブルベッド(1名利用専用設計) | 1人向け | 船の公式客室ページで確認 |
オーシャンビュー・ステートルーム 固定窓(一部は救命艇等で視界が遮られるobstructed viewあり)付きのカテゴリー。バルコニーはないがバーチャルバルコニーより実際の外光が入る。船内で最も部屋数が少ないカテゴリーの一つ(142室)。 142室 | 16.7–27.9㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可) | 窓バリアフリー | 船の公式客室ページで確認 |
バルコニー・ステートルーム 船内最大勢力のカテゴリー(1,487室、全客室の約7割)。バルコニー面積は約5〜11平方メートルで部屋タイプにより幅がある。家族向けの連結(コネクティング)客室バリエーションが豊富なのがOasis級等より進化した点として案内されている。 1487室 | 16.7–18.6㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可) | バルコニー連結可バリアフリー | 船の公式客室ページで確認 |
ジュニアスイート(スパ/シルバー/ゴールデン/ラージバルコニー) 床面積は各タイプともに約280平方フィートで共通だが、バルコニー面積・位置・スパ近接性でSpa/Large-Balcony/Silver/Goldenの4サブカテゴリーに分かれる(合計133室、うちGoldenは5室のみの最上位ジュニアスイート)。Spectrumが「Royal Caribbean初のスイート専用複合エリア」として売り出した仕組みの中核で、専用キーカード・専用エレベーター・専用レストラン&バーラウンジにアクセスできる。ただし呼称は資料により「Sky」表記に整理された時期がある等ゆれがあり、就航中クルーズでの正式名称は要確認。 133室 ・ デッキ13・15・16(スイート専用エリア) | 26㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可)+ソファベッド | バルコニーコンシェルジュバリアフリー | 船の公式客室ページで確認 |
グランドスイート/オーナーズスイート/グランドロフトスイート/アルティメット・ファミリースイート 1ベッドルームのグランドスイート(約350平方フィート、16室)から、2層構成のグランドロフトスイート(約700平方フィート、4室)、船内最大の2層アルティメット・ファミリースイート(約2,350平方フィート+約460平方フィートのラップアラウンド・テラス、1室のみ・専用滑り台と専用シアター付き)までを含む最上位カテゴリー。オーナーズスイート(約540平方フィート)の室数は資料により表記が異なり確定できず。全体の正確な合計室数も出典間で差があるため要確認。 デッキ13・15・16(スイート専用エリア「The Balcony」「The Boutique」隣接) | 32.5–218.3㎡ | 4〜11名(アルティメット・ファミリースイートは最大11名) キングベッド(ツイン分割可)。上位スイートは複数寝室+リビング | バルコニーコンシェルジュ | 船の公式客室ページで確認 |
※ 公式・信頼できる情報に基づく概算。実際の客室は船・カテゴリ・時期で異なります。リンク先は原則として公式ページ(未確認を含む)。
ダイニング
3層吹き抜け、約1,844席の運賃込みメインダイニング。洋食に加え中華のアラカルト・軽食・ドリンクも提供し、アジア市場向けに調整されたメニュー構成が特徴。具体的な室名は個別確認できず。
営業: 朝食・昼食・夕食(海上日中心、時間帯は個別確認できず)
運賃込みの無料ビュッフェ。洋食・アメリカンフードに加え、朝食の点心(バオ)や炒め物などアジア圏の乗客を意識したステーションを併設する。
営業: 朝食・昼食・夕食(終日目安)
シェフのライブ実演で麺を仕上げる運賃込みのアジア麺料理カウンター。Quantum級共通の設備で、Sichuan Red等の有料店とは別の無料枠。
営業: 昼食・夕食目安
軽食・サンドイッチ・サラダは運賃込み。Seattle's Best系のコーヒーは基本込みだが、スペシャルティコーヒーは飲料パッケージ非加入時は別料金の場合がある。
営業: 終日(具体的時間は個別確認できず)
屋内スポーツ施設SeaPlex内の運賃込みホットドッグスタンド。
営業: 昼〜夜(SeaPlex営業時間内)
プールデッキの子供向け軽食スタンド。運賃込み。
営業: 日中(プールデッキ営業時間内)
RCI定番のアメリカン・ステーキハウス。プライムビーフの各カットとシーフードが中心。カバーチャージにパン・前菜2品・メイン1品・デザートが含まれる。船内には隣接して少人数制の「シェフズテーブル」($85/人前後)もある。
- フィレミニヨン
- リブアイステーキ
- シュリンプカクテル
RCI各船共通の人気和食店。寿司・刺身・巻き寿司が中心のアラカルト制。向かいのTeppanyaki(旧Izumi Hibachi)とは別会計。
- 握り寿司盛り合わせ
- シグネチャーロール
- 刺身盛り合わせ
Izumiの向かいに位置する鉄板焼きカウンター。シェフが目の前で炒め・カット・炎の演出を行うパフォーマンス型ダイニング。Izumiとセット扱いされることが多い。
- 牛フィレ鉄板焼き
- 海老・帆立の鉄板焼き
- 野菜炒め(パフォーマンス付き)
Spectrum of the Seas固有のアジア市場向けシグネチャー中華レストラン。四川料理を中心に北京ダック・点心など本格中華のコースをデッキ4で提供する。中華圏配船を意識した本船ならではの目玉店。
- 北京ダック
- 四川風麻婆豆腐
- 点心の盛り合わせ
英国人シェフJamie Oliver監修のカジュアル・イタリアン。デッキ5、屋外テラス「The Via」席もある。ランチとディナーで料金体系が異なる。
- 手打ちパスタ
- アンティパスト盛り合わせ
- ティラミス
設備・アクティビティ
船体から張り出したガラスのカプセルが海面上約90mまで上昇する展望アトラクション。360度のパノラマビューを楽しめ、貸切イベント利用も可能。
バンジー・トランポリンにVRヘッドセットを組み合わせたアトラクション。Quantum級のFlowRider(サーフシミュレーター)の代わりに、Quantum Ultra級(本船とOdyssey of the Seas)にのみ搭載される固有設備。ガラス張りの床から海面を見下ろせる構造も特徴。
洋上最大級とされる屋内スポーツ・アリーナ。ローラースケート、バンパーカー、サーカス教室、フルサイズのバスケットボールコート、卓球、フェンシング、アーチェリーなどを無料で楽しめる。
船尾の多層吹き抜け展望ラウンジ。日中はパノラマの海景ラウンジ、夜は可動式スクリーン「ロボスクリーン」とプロジェクションを使ったテクノロジー演出のショー会場に変わる。
マッサージ・フェイシャル等のトリートメントに加え、有酸素マシン・ウェイト設備を備えたフィットネスセンターを併設。一部のグループレッスンやパーソナルトレーニングは追加料金。
年齢別の無料キッズ&ティーンクラブ「Adventure Ocean」に加え、乳幼児(生後6〜36か月)向けの時間制有料ナーサリーを備える。
ガラス屋根に覆われた屋内プール+ジャグジーの大人専用リラクゼーションエリア。屋外プールとあわせ船内に計3つのプール(屋内2・屋外1)がある。
ブランド品・免税品を扱う一般ショッピングエリアに加え、スイートゲスト専用のVIPショッピングエリア「The Boutique」(寄港地の個別ショッピングツアー手配など)を併設。
料金の見取り図
- 食事(主要レストラン)込み
- アルコール別料金
- チップ別料金
- Wi‑Fi別料金
- 専門レストラン別料金
- 寄港地観光別料金
基本運賃はメインダイニング・ビュッフェ等の食事のみ込み。飲料パッケージ・Wi-Fi(VOOM)・専門レストラン・グラチュイティは個別購入またはCruise Plannerでの事前バンドル購入が基本(Princess/MSC等のような公式の階層型オールインクルーシブプランは本船就航当時は確認できず)。スイート(Golden/Silver)ゲストは専用ダイニング利用等の一部食事関連特典が運賃に含まれる。
- 有料ドリンク(ビール1杯)約1,500円 / $7.49〜$9.50(+18%サービス料)
- 有料ソフトドリンク・水約650円 / $3〜$4(+18%サービス料)
- 有料ドリンクパッケージデラックス・ビバレッジパッケージ$70〜$125/人/日程度(+18%サービス料、アルコール・ソフトドリンク・スペシャルティコーヒー等が対象)。ソフトドリンクのみのパッケージも別途あり
- 有料Wi‑Fi7泊で$150〜$180程度
- 有料チップ(自動サービス料)1日 約3,300円
- 有料専門レストラン1名 約7,000円〜
- 有料スパ(60分)約25,000円〜 / $139〜(50分マッサージ目安)
- 有料ランドリーセルフサービスのコインランドリーは提供なし。ウォッシュ&フォールド(まとめ洗い)$34.99/袋
- 寄港地観光寄港地観光(ショアエクスカーション)は内容・寄港地により別料金。事前予約サイトまたは船内デスクで追加購入する。
※ 円は為替で変動する概算目安。各レストランのメニュー価格は船内通貨のまま表示。
子連れ・大人専用・実務情報
- ・アドベンチャー・オーシャン&ロイヤル・ベビー&トッツ・ナーサリー — 年齢別の無料キッズ&ティーンクラブ「Adventure Ocean」に加え、乳幼児(生後6〜36か月)向けの時間制有料ナーサリーを備える。
- ・カジノ・ロイヤル — デッキ3のラスベガス調カジノ。スロット・テーブルゲームを備え、公海上でのみ営業。
- ・ソラリウム(屋内プール・大人専用エリア) — ガラス屋根に覆われた屋内プール+ジャグジーの大人専用リラクゼーションエリア。屋外プールとあわせ船内に計3つのプール(屋内2・屋外1)がある。
- 船内通貨
- USD
- チップ
- SeaPassアカウントに1日あたりのサービス料が自動加算される。乗船中はゲストサービスでいつでも金額を調整可能。
- 支払い
- 船内キャッシュレス
- コンセント
- 客室にUS式(110V)・EU式(220V)のコンセントを各2口程度標準装備。新造船はUSBポートも追加。 / 110V・220Vの両方に対応。
- ドレスコード
- カジュアル・スマートカジュアル・フォーマルの3段階。フォーマル基準は主にメインダイニングルームのみに適用され、強制力は弱い。 / 7泊クルーズで2回程度(目安2日目・6日目)。5泊なら1回、15泊以上では3〜4回に増える。
- 医療施設
- 医師・看護師が24時間常駐する医療センターがあり、受診料は100〜200ドル程度。費用はSeaPassアカウントに請求される。
- 喫煙
- 喫煙は指定エリアのみ可。客室・バルコニーでの喫煙は禁止で、違反時は清掃費250ドルが請求される。
- 持ち込み
- 乗船当日に限り750mlのワインまたはシャンパン1本のみ持ち込み可(ビール・スピリッツは不可)。パブリックエリアで飲む場合はコルク代15ドルが必要で、連泊クルーズでは寄港ごとに1本追加できる。
- 携帯・通信
- 携帯キャリア経由のローミング(Cellular at Sea)と、船内Wi-FiのVOOMサービスの2通りで通信可能。VOOMは有料パッケージ制。
- 日本語対応
- スタッフ なしメニュー なしアナウンス なし
乗船・雰囲気・リンク
- 日本発着: なし
- 母港: 上海(中国。通年の主要拠点)・香港(中国。2024年以降デュアルホームポートとして強化)
- 発着港: 上海・香港
- 全世代向け
- Royal Caribbean「Quantum Ultra級」の1番船で、中華圏市場向けに設計されたアジア専用の大型メガシップ。North Star・RipCord・SkyPad・SeaPlexといったRCI定番の体験型アトラクションに加え、Sichuan Red(四川料理)やGolden/Silverスイート専用複合エリアなど、中国語圏の乗客ニーズに合わせた本船固有の設備・サービスを備える。カジュアルながら演出は派手で、家族連れからカジノ・グルメ志向の富裕層まで幅広い客層を意識したつくり。
- 上海・香港のデュアルホームポートを拠点に、中国本土・香港・台湾からの乗客が中心。船内アナウンス・サイネージ・メニューは中国語(普通話)・英語対応が中心で、日本語表記・日本語スタッフの常設は確認できず。日本(沖縄等)には寄港地として立ち寄るが、日本発着・日本語対応クルーズではない点に留意。
Quantum級/Quantum Ultra級共通の高度排ガス浄化システム(スクラバー)を搭載し、低硫黄燃料規制に対応。本船固有のLNG推進・詳細な省エネ実績データは確認できず。
この船のキャラクター
- ・アジア圏発の短期クルーズ
- ・日本・韓国寄港を楽しみたい人
- ・スイートで差をつけたい人
- ・日本発着を必須とする人
- ・欧米型の雰囲気を求める人
この船で行ける航海
- https://en.wikipedia.org/wiki/Quantum-class_cruise_ship
- https://www.travelweekly-asia.com/Cruise-Travel/Spectrum-of-the-Seas-set-for-Hong-Kong-homeport-in-202627
- https://www.wikidata.org/wiki/Q62112735#P458
- https://www.royalcaribbean.com/cruise-ships/spectrum-of-the-seas
- https://www.royalcaribbean.com/cruise-ships/spectrum-of-the-seas/rooms
- https://www.royalcaribbean.com/cruise-ships/spectrum-of-the-seas/things-to-do
- https://www.royalcaribbean.com/cruise-ships/spectrum-of-the-seas/deck-plans
- https://www.cruisedeckplans.com/ships/Spectrum-of-the-Seas
- https://cruiseline.com/ship/spectrum-of-the-seas/features/dining
- https://cruiseline.com/ship/spectrum-of-the-seas/cabins
- https://www.royalcaribbeanblog.com/2018/06/12/royal-caribbean-announces-features-coming-spectrum-of-the-seas
- https://www.sgcruisesociety.com/blog/sc-pickyourstateroom-sg2022
- + ほか 12 件の出典