Rotterdam
Pinnacle ・ 北欧・フィヨルド・地中海
2021年就航のピナクル級3番船で、同社のフラッグシップ。約10万総トン・定員約2,670名と、大型船の設備を持ちながら混雑感を抑えたサイズ感が持ち味。2層吹き抜けのメインステージ「ワールドステージ」やジャズ・ブルース・クラシックを聴き分けられる音楽施設群が中心的な魅力で、船内は落ち着いた大人の雰囲気。夏は北欧・フィヨルドとバルト海、2027年秋からは地中海に初投入され、冬はカリブ海と大西洋横断に回る運用。
一目で比較
客室(ランク別)
| 客室 | 広さ | 定員・ベッド | 特徴 |
|---|---|---|---|
インサイド(内側)キャビン 窓のない標準的な内側キャビン。全1340室中280室を占め、価格を抑えたい旅行者向けの最多価格帯カテゴリー。 280室 ・ メイン、ビートーヴェン、ガーシュウィン、モーツァルト等の低〜中層デッキに分散 | 13–21㎡ | 標準2名(一部カテゴリで最大4名まで対応) ツインベッド(クイーンサイズへの変換可) | |
オーシャンビュー(窓あり)キャビン バルコニーはないが窓から海が見えるキャビン。別途、最大5名対応のファミリー・オーシャンビュー(32室)や、1名利用向けのOceanview Studio(12室、ソロ客向け)も同カテゴリー系列にある。 115室 ・ デッキ1、4、7、10〜11に分散 | 16–26㎡ | 標準2名(ファミリー・オーシャンビューは最大5名) ツインベッド(クイーンサイズへの変換可)、ファミリータイプはソファベッド追加 | 窓 |
ベランダ(バルコニー付き)キャビン 全1340室中748室を占める最多カテゴリーで、標準的なバルコニー付き客室。上位にはやや広いVista Suite(104室、24〜33㎡)も存在する。 748室 ・ デッキ4〜8、10〜11に広く分散 | 21–38㎡ | 最大4名 ツインベッド(クイーンサイズへの変換可) | バルコニー |
ネプチューンスイート 45室のスイートカテゴリー。専用ラウンジやコンシェルジュサービスなど、Pinnacle Suiteに次ぐ上位の特典が付く。 45室 ・ デッキ4〜8、10〜11。専用のNeptuneラウンジに近いエリアに集中配置 | 43–47㎡ | 最大4名 キングベッド(ツインへの変更可) | バルコニーコンシェルジュ |
ピナクルスイート 船に1室のみの最上位スイート。約120㎡の広さは船内他カテゴリーの2倍以上で、大型アパートメントのような独立した居住空間を持つ。 1室 ・ デッキ7(シューベルト) | 119–120㎡ | 最大4名 キングベッド(Duxiana製) | バルコニーコンシェルジュ |
※ 公式・信頼できる情報に基づく概算。実際の客室は船・カテゴリ・時期で異なります。
ダイニング
クルーズ料金に含まれるメインダイニング。毎晩メニューが変わるローテーション制で、ベジタリアンオプションや子供向けメニューも用意される。
営業: 朝食7:30〜9:30、昼食12:00〜13:00(航海日)、夕食17:00〜21:00頃(日替わりローテーションメニュー)
デッキ9の大型ビュッフェレストラン。朝〜夜まで幅広い時間帯に利用でき、家族連れにも使いやすい。
営業: 朝食6:30〜10:30、昼食11:30〜14:00、夕食17:30〜20:00
デッキ9プール脇のカジュアルグリル。バーガー・ホットドッグ・グリルチキン・ポートベロマッシュルームスタック等を提供。
営業: 11:30〜17:30
デッキ10の軽食コーナー。朝食からムービーナイトのスナックまで幅広く対応。
営業: 7:00〜翌0:00
デッキ3にあるオランダ遺産をテーマにした洗練されたカフェ兼バー。軽食はクルーズ料金に含まれるが、飲料は有料。
デッキ9で毎日船内製造されるジェラートを提供。1杯$2程度の低価格帯の有料軽食。
客室での食事提供。基本的にクルーズ料金に含まれる無料サービス。
営業: 朝食6:00〜11:00、終日メニュー11:00〜23:00、深夜23:00〜6:00
シェフDavid Burke監修のステーキハウス。フィレミニョンやニューヨークストリップなど熟成肉が中心で、一部メニューは追加料金制。
- フィレミニョン(8oz、コースに込み)$52(昼食・夕食共通のコース料金に含む)
- テーブルサイド ドーバーソール+$15(追加料金)
- ビーチャーズ・ロブスターマック&チーズ+$12(追加料金)
シェフRudi Sodamin監修のフレンチシーフードレストラン。生牡蠣・ロブスター・ブイヤベースなど、フランス・スペイン・ギリシャの地中海料理を提供。
- ブラータ&プロシュート(前菜)$55(ディナーコースに含む)
- ロブスターテール(メイン)$55(ディナーコースに含む)
- チョコレートヘーゼルナッツ・ヴォルケーノ(デザート)$55(ディナーコースに含む)
船の最上階付近から海を望むパンアジア料理店。ウォクシアード・ロブスターなど看板メニューが人気。以前あったNami Sushiは現在Morimoto by Seaスシバーに統合・改編されている。
- ウォクシアード・ロブスター$35(ディナーコースに含む)
- 四川エビ/辛口ダック料理$35(ディナーコースに含む)
- ユズチーズケーキ(デザート)$35(ディナーコースに含む)
リド・マーケット近くにあるカジュアルなイタリアンレストラン。毎日手打ちする自家製パスタが看板。
- 手打ちシーフードパスタ(海老・浅蜊)$25(ディナーコースに含む)
- オッソブーコ(マスカルポーネ・サフランリゾット添え)$25(ディナーコースに含む)
- ロブスターテール(追加)+$15(追加料金)
シェフ森本正治監修の専用スシバー。Koningsdam・Nieuw Statendam・Rotterdamの3隻のみに常設され、以前のNami Sushiを置き換える形で2025年3月にRotterdamでデビューした。全品アラカルト制。
- 握り2貫(白身魚・サーモン・マグロ等各種)アラカルト(個別価格は非公開)
- 巻物各種(エビ天ぷらロール等)アラカルト(個別価格は非公開)
- チキンカツ・和風カレーアラカルト(個別価格は非公開)
Pinnacle Class3隻限定の専用ダイニングルーム。優先乗下船等とセットになったVIPプログラム「Club Orange」加入者が利用できる。
設備・アクティビティ
デッキ9のメインプール。可動式ガラス屋根を備え、天候を問わず利用できる。
静かに過ごしたい大人向けの専用プールエリア。
マッサージ・フェイシャル・鍼灸等のトリートメントに加え、温水プールやスチームルームを備えたサーマルスイートも併設。
有酸素・筋トレマシンを備えた大型ジム。インストラクター指導のクラスも開催。
ピックルボール(初心者レッスン・トーナメントあり)やバスケットボールが楽しめる屋外多目的コート。卓球台も2台設置。
最上階デッキをスポーツコートに沿って一周する散歩・ジョギング用トラック。
デッキ3にあるカジノ。ペニーから$5スロットまでの各種マシンとテーブルゲーム、ビデオポーカーを設置。
約700席、270度に広がるHD LEDスクリーンを備えたメイン劇場。プロムナードデッキに位置し、ミュージカルショーやBBC Earth映像とライブ演奏を組み合わせた公演等を上演。
Rolling Stone誌とのコラボによるロック専門のライブ会場。デッキ2、World Stage後方の「Music Walk」エリアの目玉施設で、生バンドがロックの名曲を演奏する。
Billboard誌監修のデュエリングピアノラウンジ。2人のピアニスト兼シンガーが1950年代〜現代のヒット曲を演奏する。Music Walkの一角に位置。
ブルース・ジャズ・R&Bのライブバンドが出演する会場。Music Walkの一角にあり、夜が更けると事実上のナイトクラブとしても機能する。
船首側の展望ラウンジ。パノラマの眺めの中、豊富なボードゲーム・パズルを備え、コーヒーやワインを片手にくつろげる。
コーヒーバー・インターネット端末・カードゲームテーブルを備えた、船内屈指の蔵書量を誇るライブラリー兼カフェ。
写真編集・動画作成・クラウドストレージ活用等を学べる無料の少人数制講座。
同名テレビ番組と提携した料理教室・実演コーナー。パイ・パスタ・卵料理等の調理技術を学べる。
10名収容のテイスティングテーブルで、単一畑の赤ワイン樽5種から自分だけのブレンドワインを作れる、船上では珍しい体験型ワイン施設。
リド・プール脇の大型LEDスクリーンで、夜は野外上映会を開催。屋内専用の映画館は確認できていない。
3〜6歳・7〜11歳・12〜17歳の年齢別プログラム。工作・スポーツ・ビデオゲーム大会・映画ナイト等を専門スタッフが提供。Legendary/Grand Voyage等一部の長期航海では実施されない場合がある。
免税ブランド品・雑貨・オランダ土産等を扱う船内ショップ。
料金の見取り図
- 食事(主要レストラン)込み
- アルコール別料金
- チップ別料金
- Wi‑Fi別料金
- 専門レストラン別料金
- 寄港地観光別料金
基本運賃に加え、飲料・Wifi・チップ込みの「Have It All」パッケージを$60/名/日で追加購入可能。Neptune/Pinnacleスイートはこれらの一部特典(Club Orange相当のダイニング等)が標準で付帯する。
- 有料ドリンク(ビール1杯)約1,200円 / $7.75(缶/瓶ビール)
- 有料ソフトドリンク・水約400円 / $2.75(ソーダ類)
- 有料ドリンクパッケージQuench(ノンアル)$17.75、Signature(ビール・スピリッツ・$12以下ワイン)$50.95、Elite(全飲料+$16以下)$55.95(いずれも事前購入・1名/日)
- 有料Wi‑Fiクルーズ日数分を事前一括購入すると$18.14(Surf)〜$36.00(Stream)/日に割引
- 有料チップ(自動サービス料)1日 約2,700円
- 有料専門レストラン1名 約6,500円〜
- 有料スパ(60分)約22,000円〜 / $149(50分マッサージが最短メニュー。60分固定メニューは未確認)
- 有料ランドリーセルフランドリーなし。専用バッグに詰め放題で$35(48時間仕上げ)。単品課金や使い放題パッケージも選択可。
- 寄港地観光寄港地観光は都度課金のオプショナルツアー制。プライベートアイランドHalf Moon Cayではビーチヴィラ($999.95/組)やプライベートカバナ($699.95/組)等のアップグレードも用意される。
※ 円は為替で変動する概算目安。各レストランのメニュー価格は船内通貨のまま表示。
子連れ・大人専用・実務情報
- ・キッズクラブ — 3〜6歳・7〜11歳・12〜17歳の年齢別プログラム。工作・スポーツ・ビデオゲーム大会・映画ナイト等を専門スタッフが提供。Legendary/Grand Voyage等一部の長期航海では実施されない場合がある。
- ・シービュー・プール(大人専用) — 静かに過ごしたい大人向けの専用プールエリア。
- ・カジノ — デッキ3にあるカジノ。ペニーから$5スロットまでの各種マシンとテーブルゲーム、ビデオポーカーを設置。
- ・ブレンド・ワインブレンディング・スタジオ — 10名収容のテイスティングテーブルで、単一畑の赤ワイン樽5種から自分だけのブレンドワインを作れる、船上では珍しい体験型ワイン施設。
- 船内通貨
- USD
- チップ
- 「クルー感謝金(Crew Appreciation)」が船内会計に自動加算される仕組み。乗船後にゲストサービスで金額の増減・削除が可能。ただし飲食・スパ等への自動サービスチャージ(2026年6月から20%)は別建てで、こちらは調整不可。
- 支払い
- 船内キャッシュレス
- コンセント
- 各キャビンに米国式(Type A/B, 110V)と欧州式(Type C/F, 220V)のコンセントを最低各1口装備。新しめの船(コーニングスダム、ニュー・アムステルダム、ニュー・スタテンダム)は米国式2口・欧州式2口・USB2口。船によっては客室キーカードを差し込むと通電する節電スイッチ付き。 / 110V/220V両対応(船・客室により実装差あり)
- ドレスコード
- 通常夜はスマートカジュアルが基本(女性はスカート・ワンピースやスラックス+ブラウス、男性はスラックス+襟付きシャツ)。特別な夜は「ガラナイト」でイブニングドレスやカクテルドレス、男性はタキシード・ディナージャケットまたはダークスーツ+ネクタイが推奨されるが必須ではない。 / 6泊以下のクルーズで1回、7〜10泊のクルーズで2回が目安(航海日数に応じて回数が増える)
- 医療施設
- 全船に医療センターを設置し、専任医師・看護師が常駐。定期診療は1日2回の予約制+当日受付、緊急時は24時間対応。診察・投薬・検査・画像診断等はすべて有料(実費請求)で、旅行・医療保険の適用外となる場合が多い。
- 喫煙
- 客室および全バルコニーは禁煙で、違反時は1日あたり$250の清掃料が課される。喫煙は指定された屋外デッキエリアのみで可能。カジノの喫煙可否は船により異なり、Zuiderdam・Oosterdam・Westerdam・Eurodam・Nieuw Amsterdamは禁煙、それ以外の船は非喫煙日を除き喫煙可能な区画がある。
- 持ち込み
- 持ち込みはワイン・シャンパンのみ可(1本750ml以下、本数制限あり)。ビールや蒸留酒の持ち込みは不可。持ち込みワインは客室で飲む場合も含め1本$20のコルク抜き料金が発生する(HAL主催の寄港地ワイナリーツアーで購入した分は1人1本まで免除)。
- 携帯・通信
- 衛星回線を使った「Cellular at Sea」により沖合約6海里以降の国際海域で通話・SMS・データ通信が利用可能(一部船ではStarlink併用)。契約キャリアの国際ローミング料金に準じた課金となり、端末表示は「cellularatsea」「Shiproam」等になる。
- 日本語対応
- スタッフ 一部メニュー —アナウンス —
乗船・雰囲気・リンク
- 日本発着: なし
- 母港: フォートローダーデール(米国フロリダ州、Port Everglades)・ロッテルダム(オランダ)
- 発着港: フォートローダーデール・ロッテルダム・アムステルダム(季節による)・2027年秋から地中海発着の新規展開を予定
- 全世代向け
- ライブミュージックを前面に押し出した、落ち着きと上質さを兼ね備えた大人向けの雰囲気。カジュアルながら上品で、生演奏やダンスを楽しむ層に支持されている。
- 北米を中心とした50代以上のベテランクルーザーが中心層。ワールドクルーズや大西洋横断など長期航海の需要も高く、音楽・寄港地観光重視の客層が多い。日本人利用は少数派で、Japan発着の設定もない。
Pinnacle Class3隻は建造時からショアパワー(陸上電力)接続設備を搭載し、寄港中はエンジンを停止して排出ガス・騒音を削減できる。全11隻に排煙脱硫装置(スクラバー)を装備するほか、Rotterdamはフリートで初めて低炭素バイオ燃料(有機性廃棄物由来)の長期試験運航船に選ばれ、ノルウェーのフィヨルド世界遺産エリア航行時にエンジン1基をバイオ燃料で稼働させている。生ごみを分解するバイオダイジェスターや脱水機も搭載。
この船のキャラクター
- ・景観重視のフィヨルド・氷河クルーズ
- ・ライブ音楽やクラシックを楽しみたい人
- ・10日以上のじっくり型日程
- ・ウォータースライダー等の派手なアトラクション目当て
- ・小さな子連れの大人数ファミリー
- ・日本語サポートを重視する人
この船で行ける航海
ノルウェー・フィヨルド 7泊8日 ロッテルダム発着
西地中海〜アドリア海 11泊12日 バルセロナ発アテネ着
東地中海・エーゲ海&イスタンブール 10泊11日 アテネ発着
- https://en.wikipedia.org/wiki/MS_Rotterdam_(2021)
- https://www.prnewswire.com/news-releases/holland-america-lines-flagship-rotterdam-to-debut-in-mediterranean-for-fall-2027-season-302803833.html
- Holland America Line 公式サイト
- https://www.cruisedeckplans.com/ships/cabins.php?ship=Rotterdam
- https://en.wikipedia.org/wiki/MS_Rotterdam_(2020)
- https://eatsleepcruise.com/holland-america-line-rotterdam-restaurant-menus-and-guide/
- https://blog.pavlus.com/2023/04/12/music-walk-hals-rolling-stone-rock-room-billboard-onboard-b-b-king-blues-club/
- https://www.travelweekly.com/Cruise-Travel/Live-music-is-the-main-event-on-HAL-new-Rotterdam
- https://www.cruisehive.com/holland-america-line-makes-major-entertainment-changes/92269
- https://eatsleepcruise.com/complete-guide-to-holland-america-line-drink-packages/
- https://www.cruisegear.com/holland-america-drink-menus-drink-prices/
- https://www.theluxurycruisereview.com/hal-laundry-options/
- + ほか 3 件の出典