Queen Elizabeth
Vista class (Cunard 仕様) ・ 2019年改装 ・ アラスカ・カリブ海・バハマ・地中海
クイーン・ヴィクトリアの姉妹船として2010年に就航した中型船。アールデコ調の内装や2層吹き抜けのレストラン、芝を模したゲームデッキなど、英国客船の伝統的な遊び方を今に伝える。かつては日本発着シーズンやオーストラリア展開でも知られたが、直近はシアトル発着のアラスカ夏季シーズン(2026年は5月〜9月)とマイアミ発着のカリブ海冬季シーズン(2026年10月〜2027年3月)を担当し、2027年5月からは約65本の地中海プログラムでヨーロッパへ戻る。日本・アジア方面は2028年のワールドボヤージュで横浜・長崎などへの寄港が予定されている。
一目で比較
客室(ランク別)
| 客室 | 広さ | 定員・ベッド | 特徴 | リンク |
|---|---|---|---|---|
インサイド(内側)ステートルーム IA/ID/IE/IF/LC等の標準内側カテゴリー(約152平方フィート)とやや広めの「デラックス・インサイド」(約200平方フィート)の計154室。Queen Victoria と同じ構成。 154室 | 14.1–18.6㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可) | Cunard公式: Queen Elizabeth | |
ブリタニア オーシャンビュー(窓あり)ステートルーム 固定窓付き(約180平方フィート)だがバルコニーはない。147室。Queen Victoria と同スペック。 147室 | 16.7㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可) | 窓 | Cunard公式: Queen Elizabeth |
ブリタニア バルコニー / クラブ バルコニー ステートルーム 全客室の約7割を占める主力カテゴリー(約190平方フィート+バルコニー約54平方フィート)。ブリタニア・クラブ等級は同等の広さで専用ラウンジ・優先乗下船等の特典。Queen Victoria と同構成。 609室 | 17.7–20.3㎡ | 2〜4名 クイーンベッド(ツイン分割可) | バルコニー | Cunard公式: Queen Elizabeth |
プリンセス・スイート 約291平方フィート+バルコニーのプリンセス・グリル等級スイート(P1/P2)。全61室。Queen Victoria と同スペック。 61室 | 35.4㎡ | 2〜3名 クイーンベッド(ツイン分割可) | バルコニーコンシェルジュ | Cunard公式: Queen Elizabeth |
クイーンズ・スイート〜グランド・スイート(クイーンズグリル) クイーンズ・スイート・ペントハウス・マスター・スイート・グランド・スイートの4段階で構成される最上位カテゴリー(計66室)。全室専属バトラー付き。Queen Victoria と同スペック。 66室 | 45–178.2㎡ | 2〜4名(グランドスイートは上位、独立寝室複数) キングベッド。上位スイートは独立寝室+リビングエリア | バルコニーコンシェルジュ | Cunard公式: Queen Elizabeth |
※ 公式・信頼できる情報に基づく概算。実際の客室は船・カテゴリ・時期で異なります。リンク先は原則として公式ページ(未確認を含む)。
ダイニング
内側/海側/バルコニー客室ゲスト向けのメインダイニング。クルーズ料金に含まれる。
営業: 朝食・昼食・夕食(2層吹き抜けの大型ダイニング、夕食は前後2シッティング制)
ブリタニア・クラブ等級ゲスト専用ダイニング。白手袋の給仕による専用メニュー。
営業: 朝食・昼食・夕食
プリンセス・スイートゲスト専用の小規模ダイニング。Cunard式のリザーブド席制。
営業: 朝食・昼食・夕食(固定テーブル)
クイーンズ・スイート以上のゲストのみが利用できる最高峰のダイニング。専属バトラーサービスと連動。
営業: 朝食・昼食・夕食(オープンシッティング、24時間インスイート対応)
セルフサービス形式のビュッフェ会場。英国料理から寿司まで幅広い。
営業: 朝食・昼食・深夜ビュッフェ、午後はアフタヌーンティーも提供
英国パブ料理。大半は運賃に含まれるが一部限定メニューは追加料金。
営業: 昼食・夕食
Cunardの名物。白手袋の給仕スタッフが大皿でスコーンやサンドイッチを運ぶ演出。クルーズ料金に含まれる。
営業: 15:30〜16:30(毎日)
熟成肉とシーフードが中心の有料ステーキハウス。事前予約は割安。Queen Victoria と同料金体系。
- シーフードプラッター(オイスター・ロブスター・クラブ)
- 熟成ブラックアンガス/和牛ステーキ
設備・アクティビティ
らせん階段を備えたCunard名物の社交空間。ボールルーム機能。昼はアフタヌーンティー、夜は生演奏によるダンスパーティー。
メイン劇場。フランク・マッチャム様式を模した内装で本格的なプロダクションショーを上演。
Queen Elizabeth固有の設計。カフェ・ラウンジで木工・観葉植物を多用した独特の雰囲気。Queen Victoria のウィンター・ガーデンに相当する。
蔵書豊富な図書室。貸し出しサービスも利用できる。
ヘアケア・マッサージ・ネイル等多彩なトリートメント。サーマルスイート(サウナ・スチームルーム・加温ラウンジ)は追加料金。
非喫煙カジノ。スロットマシン・テーブルゲーム。航行中のみ営業。
屋外プール2か所と屋内プール1か所。
有酸素・ウェイト設備を備えるジム。
2〜7歳・8〜12歳・13〜17歳の3グループで構成される無料の子供向けプログラム。
海を望むラウンジバー。シグネチャーカクテルと午後のカナッペサービスが名物。
21:30以降はディスコ・ナイトクラブに転換。
デッキ3を1周する伝統的な遊歩道。ウォーキング・ジョギングに利用。
デッキのスポーツエリアで英国調のデッキゲームを無料で楽しめる。
クラシックなカクテルバー。
衣料品・アクセサリー・免税品などを扱う。
料金の見取り図
- 食事(主要レストラン)込み
- アルコール別料金
- チップ別料金
- Wi‑Fi別料金
- 専門レストラン別料金
- 寄港地観光別料金
Cunard独自の階層制度で、客室グレード=ダイニング・特典のグレード。Queens Grill・Princess Grillのスイートには無料ミニバーが標準装備。
- 有料ドリンク(ビール1杯)約1,100円 / $7.10(パイント、Cunard Gold等の自社ブランドビール)
- 有料ソフトドリンク・水約550円 / $3.50(コーラ等200ml)
- 有料ドリンクパッケージ$49.50〜94.50/泊(Beverage Collection、事前購入・クルーズ日数で変動)
- 有料Wi‑FiEssential $22(事前)/$28(船上)、Premium $30(事前)/$44(船上)
- 有料チップ(自動サービス料)1日 約2,650円
- 有料専門レストラン1名 約9,000円〜
- 有料スパ(60分)約28,000円〜 / $179(50分)〜$209(75分)
- 有料ランドリーセルフランドリー(洗濯機・乾燥機・アイロン・洗剤込み)は無料開放。有料バレットランドリーも利用可。
- 寄港地観光寄港地観光は内容・寄港地により別料金。事前予約またはシップ内デスクで追加購入。
※ 円は為替で変動する概算目安。各レストランのメニュー価格は船内通貨のまま表示。
子連れ・大人専用・実務情報
- ・ザ・ゾーン(キッズ&ティーンクラブ) — 2〜7歳・8〜12歳・13〜17歳の3グループで構成される無料の子供向けプログラム。
- ・カジノ — 非喫煙カジノ。スロットマシン・テーブルゲーム。航行中のみ営業。
- 船内通貨
- USD
- チップ
- 乗船時に「ホテル&ダイニング・サービスチャージ」として1日分ずつオンボードアカウントに自動加算される。金額の調整やカットはパーサーズオフィス(ゲストサービス)に申し出れば可能。バー・ワイン・スパの利用には別途15%のサービスチャージが自動加算され、こちらは実質必須。
- 支払い
- 船内キャッシュレス
- コンセント
- 客室にはUK式3ピンとUS式2ピンの両タイプのコンセントが用意されている(数・配置は船・客室により異なる)。 / 220V/110V・60Hz。英国本土の一般家庭(240V/50Hz)とは異なるので要注意。
- ドレスコード
- 「ガラ・イブニング」(旧フォーマルナイト)は男性タキシード/ダークスーツ、女性はイブニングドレスやカクテルドレスが基本。「インフォーマル」の夜は男性ジャケット着用(ネクタイ任意)、女性はスマートなワンピース等。Britannia・Grillsとも同じ基準を厳格に適用し、規定に沿わない服装だと入店を断られることもある。 / 7泊クルーズで最低2回のガラ・イブニングを実施するのがCunardの方針(3泊以上の航海では最低1回を保証)。長期クルーズほど回数が増え、他社比でフォーマルな夜の頻度が高いことで知られる。
- 医療施設
- 船内にメディカルセンターがあり、診察・処置はすべて有料(初診相当で$110程度、処置内容により追加)。旅行保険への加入が推奨されている。
- 喫煙
- 客室・バルコニー・屋内共用エリアは電子タバコ含めて禁煙。喫煙は屋外デッキの指定エリアのみ可能。葉巻・パイプは専用のシガーラウンジ(Churchill's)でのみ許可。
- 持ち込み
- 持ち込みは大人1名につきワイン・シャンパン1本(750ml以下)まで、スピリッツ・ビールは不可。レストランやバーで開栓するとコルク代$25(客室内で飲む分は無料)。寄港地で購入した酒類は基本的に没収されず持ち込めるが、この運用は見直しの可能性がある。
- 携帯・通信
- 洋上では携帯キャリアの海事通信網(Cellular at Sea等)経由となり、通常のローミングより高額になりやすい。機内モードにして船内Wi-Fiに接続し、対応キャリアならWi-Fi通話を使うのが推奨されている。
- 日本語対応
- スタッフ —メニュー —アナウンス —
乗船・雰囲気・リンク
- 日本発着: なし
- 母港: サウサンプトン(英国)
- 発着港: サウサンプトン・ニューヨーク(区間乗船)・シドニー(区間乗船)・香港(区間乗船)
- 全世代向け
- 2010年11月就航のVista級Cunard仕様。ガーデン・ラウンジはQueen Elizabeth固有の設計で、観葉植物と木工を多用した自然な雰囲気が特徴。Queen Victoriaと基本設計は共有しつつ、内装は異なる。アールデコ調とクラシックな英国調を融合。ガラ・イブニング(旧フォーマルナイト)は男性がタキシード/ダークスーツ、女性がイブニングドレスが基本。カジュアル船に比べゆったりとしたテンポで、社交ダンス・図書室・アフタヌーンティーなど「船旅そのものを楽しむ」伝統的スタイルが色濃い。
- 英国・北米出身のゲストが中心で、平均年齢は60歳前後とクルーズ業界平均より高め。ドレスコード・マナーを重んじる「常連のCunardファン」が多く、家族連れより夫婦・シニア層の比率が高い。
この船のキャラクター
- ・アラスカを落ち着いた大人の船で回りたい人
- ・冬のカリブ海を上質に過ごしたい人
- ・地中海の長め日程
- ・ダンス・音楽好き
- ・ファミリー向け大型設備を求める人
- ・カジュアル志向の人
- ・現時点で日本発着を希望する人
この船で行ける航海
アラスカ 7泊8日 シアトル発着
東カリブ海 14泊15日 マイアミ発着
地中海・アドリア海 14泊15日 バルセロナ/チヴィタベッキア発着
- https://en.wikipedia.org/wiki/MS_Queen_Elizabeth
- https://www.cunard.com/en-us/cruise-ships/queen-elizabeth
- https://latteluxurynews.com/2025/06/13/queen-elizabeth-mediterranean-program-2027/
- https://www.southamptoncruisecentre.com/blog/cunard-new-voyages-2027-2028-two-world-cruises/
- https://en.wikipedia.org/wiki/RMS_Queen_Elizabeth