Nieuw Statendam
Pinnacle ・ 北欧・フィヨルド・地中海・カリブ海・バハマ
2018年就航のピナクル級2番船。ロッテルダムとほぼ同型で、船内はアムステルダムの音楽と美術を意識した意匠でまとめられている。2027年はホーランド・アメリカで初めて通年ヨーロッパに常駐する船となり、夏はロッテルダム/ドーバー発着のバルト海・北欧、秋冬は地中海やカナリア諸島・モロッコ方面まで守備範囲を広げる。冬季にはフォートローダーデール発着のカリブ海に入る年もあり、季節ごとに性格の違う航路を選べるのが利点。
一目で比較
客室(ランク別)
| 客室 | 広さ | 定員・ベッド | 特徴 |
|---|---|---|---|
インサイド(内側)キャビン 窓のない標準的な内側キャビン。全1339室中280室を占め、姉妹船Rotterdamと同じ配室数。価格を抑えたい旅行者向けの最多価格帯カテゴリーの一つ。 280室 ・ 低〜中層デッキに分散配置。姉妹船Rotterdamと共通のPinnacle級レイアウト | 13–21㎡ | 標準2名(一部カテゴリで最大3名まで対応) ツインベッド(クイーンサイズへの変換可) | |
オーシャンビュー(窓あり)キャビン バルコニーはないが窓から海を望めるキャビン。標準115室に加え、最大5名対応のファミリー・オーシャンビュー(32室)、1名利用向けのオーシャンビュー・スタジオ(12室、ソロ客向け)が同カテゴリー系列にある。Rotterdamと同一の配室構成。 115室 ・ 低〜中層デッキに分散 | 16–26㎡ | 標準2名(ファミリー・オーシャンビューは最大5名) ツインベッド(クイーンサイズへの変換可)、ファミリータイプはソファベッド追加 | 窓 |
ベランダ(バルコニー付き)キャビン 全1339室中748室を占める最多カテゴリー(室数はRotterdamと同数)。上位にはビスタスイート(104室、20〜28㎡)、シグネチャースイート(14室、27〜29㎡)がグループとして存在する。 748室 ・ 中〜上層デッキに広く分散 | 17–34㎡ | 最大4名(一部カテゴリは3名) ツインベッド(クイーンサイズへの変換可) | バルコニー |
ネプチューンスイート 45室のスイートカテゴリーで、室数はRotterdamと同数。専用ラウンジやコンシェルジュサービスなど、Pinnacle Suiteに次ぐ上位特典が付く点も共通。 45室 ・ 中〜上層デッキ。専用のNeptuneラウンジに近いエリアに集中配置 | 43–67㎡ | 最大4名 ツインベッド(キングサイズへの変換可) | バルコニーコンシェルジュ |
ピナクルスイート 船に1室のみの最上位スイート。約90㎡は姉妹船Rotterdam(約119〜120㎡)より一回り小さいが、2023年の改装で「再設計されたピナクルスイート」として刷新された経緯がある。 1室 ・ 中層デッキ | 90㎡ | 最大4名 キングベッド(Duxiana製) | バルコニーコンシェルジュ |
※ 公式・信頼できる情報に基づく概算。実際の客室は船・カテゴリ・時期で異なります。
ダイニング
クルーズ料金に含まれるメインダイニング。日替わりローテーションメニュー制で、ベジタリアンオプションや子供向けメニューも用意される。Rotterdamと共通の運営方式。
営業: 朝食7:30〜9:30、昼食12:00〜13:00(航海日)、夕食17:00〜21:00頃(日替わりローテーションメニュー)
デッキ9(Lido Deck)の大型ビュッフェレストラン。朝〜夜まで幅広い時間帯に利用でき、家族連れにも使いやすい。
営業: 朝食6:30〜10:30、昼食11:30〜14:00、夕食17:30〜20:00
デッキ9(Lido Deck)プール脇のカジュアルグリル。バーガー・ホットドッグ・グリルチキン等を提供。
営業: 11:30〜17:30
デッキ10(Panorama Deck)の軽食コーナー。朝食から夜食まで幅広く対応。
営業: 7:00〜翌0:00
オランダ遺産をテーマにした洗練されたカフェ兼バー。軽食はクルーズ料金に含まれるが、飲料は有料。
デッキ9で毎日船内製造されるジェラートを提供。1杯$2程度の低価格帯の有料軽食。
客室での食事提供。基本的にクルーズ料金に含まれる無料サービス。
営業: 朝食6:00〜11:00、終日メニュー11:00〜23:00、深夜23:00〜6:00
シェフDavid Burke監修のステーキハウス。近年はシーフード強化メニューも加わっている。フリート標準の価格体系はRotterdamと共通。
- フィレミニョン(8oz、コースに込み)$52(昼食・夕食共通のコース料金に含む)
- テーブルサイド ドーバーソール+$15(追加料金)
- 候補: シーフード強化メニュー(David Burke監修)$52(コース料金に含む)
シェフRudi Sodamin監修のフレンチシーフードレストラン。「食べ物の顔」をあしらった遊び心のある盛り付けが特徴。
- フリュイ・ド・メール パスタ$55(ディナーコースに含む)
- ドーバーソール(舌平目)$55(ディナーコースに含む、追加料金の場合あり)
- チョコレートヘーゼルナッツ・ヴォルケーノ(デザート)$55(ディナーコースに含む)
海を望む眺めの中でパンアジア料理を楽しめる人気の高い専門店。船内屈指の人気を誇る一店。
- ウォクシアード・ロブスター$35(ディナーコースに含む)
- 四川エビ/辛口ダック料理$35(ディナーコースに含む)
- ユズチーズケーキ(デザート)$35(ディナーコースに含む)
Lido Marketの一角にあるカジュアルなイタリアンレストラン。毎日手打ちする自家製パスタが看板。
- 手打ちシーフードパスタ(海老・浅蜊)$25(ディナーコースに含む)
- オッソブーコ(マスカルポーネ・サフランリゾット添え)$25(ディナーコースに含む)
- ロブスターテール(追加)+$15(追加料金)
シェフ森本正治監修の12席ほどの専用スシバー。Koningsdam・Nieuw Statendam・Rotterdamの3隻のみに常設され、旧Nami Sushiを置き換える形で2025年6月頃に本船へ導入された。全品アラカルト制。
- 握り2貫(白身魚・サーモン・マグロ等各種)アラカルト(個別価格は非公開)
- 巻物各種(エビ天ぷらロール等)アラカルト(個別価格は非公開)
- チキンカツ・和風カレーアラカルト(個別価格は非公開)
常設のスシバーとは別に、クルーズにつき1回だけTamarindの会場を使って開催される固定コースのモリモト特別ディナーイベント。フリート共通の企画。
- マグロのピザ(前菜)固定コース料金に含む(具体額は非公開)
- 石焼ぶり陶板(テーブルサイド調理)固定コース料金に含む(具体額は非公開)
- アングリー・ロブスター・パッタイ固定コース料金に含む(具体額は非公開)
Pinnacle Class3隻限定の専用ダイニングルーム。優先乗下船等とセットになったVIPプログラム「Club Orange」加入者が利用できる。
設備・アクティビティ
デッキ9のメインプール。可動式ガラス屋根を備え、天候を問わず利用できる。
静かに過ごしたい大人向けの専用プールエリア。デッキ9のLido Marketに隣接。
マッサージ・フェイシャル・鍼灸等のトリートメントに加え、温水プールやスチームルームを備えたサーマルスイートも併設。デッキ9〜10にまたがる。
有酸素・筋トレマシンを備えた大型ジム。インストラクター指導のクラスも開催。
ピックルボールやバスケットボールが楽しめる屋外多目的コート。卓球台も設置。
最上階デッキをスポーツコートに沿って一周する散歩・ジョギング用トラック。
デッキ2(Plaza Deck)にあるカジノ。ペニーから$5スロットまでの各種マシンとテーブルゲーム、ビデオポーカーを設置。
270度に広がるHD LEDスクリーンを備えたメイン劇場。デッキ2(Plaza Deck)に位置し、ミュージカルショーやBBC Earth映像とライブ演奏を組み合わせた公演等を上演。
Rolling Stone誌とのコラボによるロック専門のライブ会場。5人編成のバンドがロックの歴史を彩る名曲を演奏する。デッキ2「Music Walk」エリアの目玉施設。
Billboard誌監修のデュエリングピアノラウンジ。2人のピアニストが過去50年のヒット曲をリクエストに応じて演奏する。Music Walkの一角に位置。
8人編成のブルースバンド「B.B. King's All Stars」が出演する会場。Music Walkの一角にあり、夜が更けると事実上のナイトクラブとしても機能する。
デッキ12(Observation Deck)の船首側展望ラウンジ。270度パノラマの眺めの中、ダンスフロアも備え、コーヒーやワインを片手にくつろげる。
デッキ12、Crow's Nestに隣接するコーヒーバー・ライブラリー兼カフェ。
写真編集・動画作成・クラウドストレージ活用等を学べる無料の少人数制講座。デッキ2に位置。
同名テレビ番組と提携した料理教室・実演コーナー。パイ・パスタ・卵料理等の調理技術を学べる。デッキ2に位置。
10名収容のガラス張りテイスティングルームで、単一畑の赤ワイン樽から自分だけのブレンドワインを作れる体験型施設。デッキ2に位置。
Lido Pool脇の大型LEDスクリーンで、夜は野外上映会を開催。屋内専用の映画館は確認できていない。
3〜6歳・7〜11歳・12〜17歳の年齢別プログラム。工作・スポーツ・ビデオゲーム大会・映画ナイト等を専門スタッフが提供。長期航海では実施されない場合がある。
免税ブランド品・雑貨等を扱う船内ショップ。デッキ2の「Merabella Luxury Shops」等。
料金の見取り図
- 食事(主要レストラン)込み
- アルコール別料金
- チップ別料金
- Wi‑Fi別料金
- 専門レストラン別料金
- 寄港地観光別料金
基本運賃に加え、飲料・Wifi・チップ込みの「Have It All」パッケージを追加購入可能。Neptune/Pinnacleスイートはこれらの一部特典(Club Orange相当のダイニング等)が標準で付帯する。
- 有料ドリンク(ビール1杯)約1,200円 / $7.75(缶/瓶ビール)
- 有料ソフトドリンク・水約400円 / $2.75(ソーダ類)
- 有料ドリンクパッケージQuench(ノンアル)$17.75、Signature(ビール・スピリッツ・$12以下ワイン)$50.95、Elite(全飲料+$16以下)$55.95(いずれも事前購入・1名/日、フリート共通)
- 有料Wi‑Fiクルーズ日数分を事前一括購入すると$18.14(Surf)〜$36.00(Stream)/日に割引
- 有料チップ(自動サービス料)1日 約2,700円
- 有料専門レストラン1名 約6,500円〜
- 有料スパ(60分)約22,000円〜 / $149(50分マッサージが最短メニュー。60分固定メニューは未確認)
- 有料ランドリーセルフランドリーなし。専用バッグに詰め放題で$35(48時間仕上げ)。単品課金や使い放題パッケージも選択可。
- 寄港地観光寄港地観光は都度課金のオプショナルツアー制。プライベートアイランドHalf Moon Cayではビーチヴィラやプライベートカバナ等のアップグレードも用意される(フリート共通)。
※ 円は為替で変動する概算目安。各レストランのメニュー価格は船内通貨のまま表示。
子連れ・大人専用・実務情報
- ・キッズクラブ — 3〜6歳・7〜11歳・12〜17歳の年齢別プログラム。工作・スポーツ・ビデオゲーム大会・映画ナイト等を専門スタッフが提供。長期航海では実施されない場合がある。
- ・シービュー・プール(大人専用) — 静かに過ごしたい大人向けの専用プールエリア。デッキ9のLido Marketに隣接。
- ・カジノ — デッキ2(Plaza Deck)にあるカジノ。ペニーから$5スロットまでの各種マシンとテーブルゲーム、ビデオポーカーを設置。
- ・ブレンド・ワインブレンディング・スタジオ — 10名収容のガラス張りテイスティングルームで、単一畑の赤ワイン樽から自分だけのブレンドワインを作れる体験型施設。デッキ2に位置。
- 船内通貨
- USD
- チップ
- 「クルー感謝金(Crew Appreciation)」が船内会計に自動加算される仕組み。乗船後にゲストサービスで金額の増減・削除が可能。ただし飲食・スパ等への自動サービスチャージ(2026年6月から20%)は別建てで、こちらは調整不可。
- 支払い
- 船内キャッシュレス
- コンセント
- 各キャビンに米国式(Type A/B, 110V)と欧州式(Type C/F, 220V)のコンセントを最低各1口装備。新しめの船(コーニングスダム、ニュー・アムステルダム、ニュー・スタテンダム)は米国式2口・欧州式2口・USB2口。船によっては客室キーカードを差し込むと通電する節電スイッチ付き。 / 110V/220V両対応(船・客室により実装差あり)
- ドレスコード
- 通常夜はスマートカジュアルが基本(女性はスカート・ワンピースやスラックス+ブラウス、男性はスラックス+襟付きシャツ)。特別な夜は「ガラナイト」でイブニングドレスやカクテルドレス、男性はタキシード・ディナージャケットまたはダークスーツ+ネクタイが推奨されるが必須ではない。 / 6泊以下のクルーズで1回、7〜10泊のクルーズで2回が目安(航海日数に応じて回数が増える)
- 医療施設
- 全船に医療センターを設置し、専任医師・看護師が常駐。定期診療は1日2回の予約制+当日受付、緊急時は24時間対応。診察・投薬・検査・画像診断等はすべて有料(実費請求)で、旅行・医療保険の適用外となる場合が多い。
- 喫煙
- 客室および全バルコニーは禁煙で、違反時は1日あたり$250の清掃料が課される。喫煙は指定された屋外デッキエリアのみで可能。カジノの喫煙可否は船により異なり、Zuiderdam・Oosterdam・Westerdam・Eurodam・Nieuw Amsterdamは禁煙、それ以外の船は非喫煙日を除き喫煙可能な区画がある。
- 持ち込み
- 持ち込みはワイン・シャンパンのみ可(1本750ml以下、本数制限あり)。ビールや蒸留酒の持ち込みは不可。持ち込みワインは客室で飲む場合も含め1本$20のコルク抜き料金が発生する(HAL主催の寄港地ワイナリーツアーで購入した分は1人1本まで免除)。
- 携帯・通信
- 衛星回線を使った「Cellular at Sea」により沖合約6海里以降の国際海域で通話・SMS・データ通信が利用可能(一部船ではStarlink併用)。契約キャリアの国際ローミング料金に準じた課金となり、端末表示は「cellularatsea」「Shiproam」等になる。
- 日本語対応
- スタッフ 一部メニュー —アナウンス —
乗船・雰囲気・リンク
- 日本発着: なし
- 母港: ロッテルダム(オランダ)・ドーバー(英国)
- 発着港: ロッテルダム・ドーバー・季節により地中海方面の寄港地からの乗下船も設定
- 全世代向け
- Rotterdamと同じくMusic Walk(生演奏の3会場)を前面に押し出した、落ち着きと上質さを兼ね備えた大人向けの雰囲気。2026年からロッテルダム/ドーバー発着の欧州クルーズへ配置転換が進み、従来の北米カリブ海便中心の運航からシフトしている。
- 欧州発着シフトに伴い英国・欧州からのベテランクルーザーの比率が高まっている。音楽・寄港地観光重視の50代以上が中心という客層の傾向はRotterdamと共通。日本人利用は少数派で、Japan発着の設定もない。
Pinnacle Class3隻(Koningsdam・Nieuw Statendam・Rotterdam)共通で、建造時からショアパワー(陸上電力)接続設備を搭載し、寄港中はエンジンを停止して排出ガス・騒音を削減できる。排煙脱硫装置(スクラバー)もフリート標準で装備。Rotterdam固有のバイオ燃料長期試験運航プログラムは本船では確認できていない。
この船のキャラクター
- ・ヨーロッパの都市周遊型クルーズ
- ・14日前後のじっくり周遊
- ・大人だけの旅
- ・キッズ施設重視のファミリー
- ・短期間の週末クルーズ
- ・カジュアルで賑やかな雰囲気を求める人
この船で行ける航海
バルト海&北欧の首都めぐり 14泊15日 ロッテルダム発着
カナリア諸島&モロッコ 14泊15日 ロッテルダム発着
東カリブ海 アンバーコーブ&バハマ 7泊8日 フォートローダーデール発着
- https://en.wikipedia.org/wiki/MS_Nieuw_Statendam
- Holland America Line 公式サイト
- https://www.cruisedeckplans.com/ships/cabins.php?ship=Nieuw-Statendam
- https://www.cruisedeckplans.com/ships/category-detail.php?c=2628
- https://www.cruisedeckplans.com/ships/category-detail.php?c=2631
- https://www.seatrade-cruise.com/refurb-design-interiors/nieuw-statendam-has-8-more-rooms-redesigned-pinnacle-suite
- https://www.cruisemanatee.com/cruise-lines/holland-america-line/inside-nieuw-statendam-every-space-by-deck/
- https://cruiseline.com/ship/nieuw-statendam/decks
- https://blog.pavlus.com/2023/04/12/music-walk-hals-rolling-stone-rock-room-billboard-onboard-b-b-king-blues-club/
- https://caamagazine.com/on/adventures/experience-the-best-live-music-at-sea-on-holland-americas-nieuw-statendam
- https://cruise.blog/2026/04/another-carnival-cruise-line-raises-the-daily-gratuity-charges
- https://openjaw.com/newsroom/cruise/2026/06/01/holland-america-announces-year-round-cruising-in-europe/
- + ほか 4 件の出典